2023年08月27日
梅毒について知ろう−4.梅毒の症状−
症状としては、以下のように分類されます。
【第1期梅毒】
梅毒トレポネーマの侵入した場所に大豆くらいの大きさの硬いしこり、"初期硬結"が出来ます。
初期硬結は、梅毒感染の最初の症状ですが痛みもかゆみもありません。
男性では、ペニスの先や包皮の内側に、女性では、大小陰唇や腟の入り口にできます。
また、口唇や手指及び乳首など陰部以外にできることもあり、これを"陰部外下疳"と呼びます。
"陰部外下疳"の発生頻度は3%前後と低いです。
一般的に初期硬結の数は1個がですが、2個以上できることもあります。
この時期の初期硬結は、表面の皮膚が破れて潰瘍化した硬性下疳に変化しやすい状態となっており、 このただれた面には梅毒トレポネーマが多数存在し、触れた人に感染します。
※硬性下疳は痛みがありません、亀頭部や冠状溝に激しい痛みのある潰瘍ができるものは梅毒ではなく軟性下疳という性行為感染症です※
当然性行為やオーラルセックスにより、表面の皮膚が破れて潰瘍化した硬性下疳に口・性器などが接触すればそこから梅毒トレポネーマは意図も簡単に侵入して感染します。
現在では、感染機会から1〜2週後という比較的早い時期に発症するものが増加しています。
やがて、鼠径部のリンパ節が大きく腫れてきますが、痛みは全くありません、これを無痛性横痃(むつうせいおうげん)と呼びます。
いずれの症状も2〜3週間以内に自然に消失してしまいます。
以上の病変は、治療をしなくても数週間以内に自然に治り、第2潜伏期に入りますが、この間に梅毒トレポネーマは血流にのって全身に広がります。
【第2期梅毒】
梅毒に感染して3ケ月から3年以内に体内に侵入した梅毒トレポネーマは、増殖しながら血管やリンパ管を通過して全身に広がり、皮膚や粘膜にいろいろの症状を引き起こし始めます。
そして最初に出現するのは、皮疹と呼ばれる"梅毒性バラ疹"です。
このバラ疹は、丁度爪くらいの大きさで、暗赤色または淡紅色の斑点で、特に上半身の皮膚に多く出現し、 丁度赤いバラの花びらのような発疹が手足の裏から出てきて、全身に広がり、最終的には顔にも広がりますが、このバラ疹は、かゆみも痛みもないのが特徴です。
※手のひらや足の裏まで出ていれば、まず"梅毒性バラ疹"と判断して間違いはありません※
かゆみや痛みの自覚症状もなく、数週で自然消退するため梅毒トレポネーマの感染は見過ごされることも多い訳です。
梅毒性バラ疹は、治療しなくても数ケ月で自然消失します、その為に梅毒は治ったと勘違いしますが、治療を受けない限り絶対に自然に治ることはありません。
バラ疹が消失後、次に出てくる皮疹は"丘疹性梅毒疹"です、"丘疹性梅毒疹"は、梅毒に感染してから、およそ4〜6カ月ごろに出現してきます。
"丘疹性梅毒疹"の大きさは大豆から爪くらいで、皮膚面より盛り上がった硬い皮疹で、左右対称に出現します。
出現当初は赤色をしていますが、日が経つと共に、茶色をおびた赤い隆起となり、上半身の皮膚に多く出現しますが、顔面にも出現します。
この時期、皮膚から盛り上がった"丘疹性梅毒疹"が出たり、膿を持った『梅毒性膿疱』が出たりし、これらどちらかの発疹が3〜6か月の間隔で出現をくり返します。
又、手のひらや足の裏に"丘疹性梅毒疹"が出現しますと、丘疹の表面の角質が厚くなり、乾癬症状によく似ていることから、『梅毒性乾癬』と呼ばれます。
手のひらや足の裏に丘疹の表面の角質が厚くなり、乾癬症状によく似ているものが出来れば、梅毒感染が強く疑われます。
この時期は、当然梅毒血清反応は強陽性となります。
【第3期梅毒】
感染後3〜10年の状態で、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生しますが、現在ではこのような症例をみることは稀です。
この時期は血液検査でのみでしか梅毒感染の判断は出来ません。
【第4梅毒】
感染後10年以降の状態で、多くの臓器に腫瘍が発生したり、脳、脊髄、神経を侵され麻痺性痴呆、脊髄瘻を起こし、死亡に至ることがありますが現在ではまずありえません。
【梅毒の怖い所以】
梅毒トレポネーマに感染しても抗生物質の適切な使用によって完治しますが、性器に梅毒トレポネーマ 感染があれば、梅毒トレポネーマによって引き起こされた性器粘膜のタダレにより、感染症に対する感染予防バリアが破壊されていることから、 この部分からのHIV感染の感染リスクは数百倍高くなることです。
現に梅毒患者を診ればHIV感染を疑えとまで言われています。
【第1期梅毒】
梅毒トレポネーマの侵入した場所に大豆くらいの大きさの硬いしこり、"初期硬結"が出来ます。
初期硬結は、梅毒感染の最初の症状ですが痛みもかゆみもありません。
男性では、ペニスの先や包皮の内側に、女性では、大小陰唇や腟の入り口にできます。
また、口唇や手指及び乳首など陰部以外にできることもあり、これを"陰部外下疳"と呼びます。
"陰部外下疳"の発生頻度は3%前後と低いです。
一般的に初期硬結の数は1個がですが、2個以上できることもあります。
この時期の初期硬結は、表面の皮膚が破れて潰瘍化した硬性下疳に変化しやすい状態となっており、 このただれた面には梅毒トレポネーマが多数存在し、触れた人に感染します。
※硬性下疳は痛みがありません、亀頭部や冠状溝に激しい痛みのある潰瘍ができるものは梅毒ではなく軟性下疳という性行為感染症です※
当然性行為やオーラルセックスにより、表面の皮膚が破れて潰瘍化した硬性下疳に口・性器などが接触すればそこから梅毒トレポネーマは意図も簡単に侵入して感染します。
現在では、感染機会から1〜2週後という比較的早い時期に発症するものが増加しています。
やがて、鼠径部のリンパ節が大きく腫れてきますが、痛みは全くありません、これを無痛性横痃(むつうせいおうげん)と呼びます。
いずれの症状も2〜3週間以内に自然に消失してしまいます。
以上の病変は、治療をしなくても数週間以内に自然に治り、第2潜伏期に入りますが、この間に梅毒トレポネーマは血流にのって全身に広がります。
【第2期梅毒】
梅毒に感染して3ケ月から3年以内に体内に侵入した梅毒トレポネーマは、増殖しながら血管やリンパ管を通過して全身に広がり、皮膚や粘膜にいろいろの症状を引き起こし始めます。
そして最初に出現するのは、皮疹と呼ばれる"梅毒性バラ疹"です。
このバラ疹は、丁度爪くらいの大きさで、暗赤色または淡紅色の斑点で、特に上半身の皮膚に多く出現し、 丁度赤いバラの花びらのような発疹が手足の裏から出てきて、全身に広がり、最終的には顔にも広がりますが、このバラ疹は、かゆみも痛みもないのが特徴です。
※手のひらや足の裏まで出ていれば、まず"梅毒性バラ疹"と判断して間違いはありません※
かゆみや痛みの自覚症状もなく、数週で自然消退するため梅毒トレポネーマの感染は見過ごされることも多い訳です。
梅毒性バラ疹は、治療しなくても数ケ月で自然消失します、その為に梅毒は治ったと勘違いしますが、治療を受けない限り絶対に自然に治ることはありません。
バラ疹が消失後、次に出てくる皮疹は"丘疹性梅毒疹"です、"丘疹性梅毒疹"は、梅毒に感染してから、およそ4〜6カ月ごろに出現してきます。
"丘疹性梅毒疹"の大きさは大豆から爪くらいで、皮膚面より盛り上がった硬い皮疹で、左右対称に出現します。
出現当初は赤色をしていますが、日が経つと共に、茶色をおびた赤い隆起となり、上半身の皮膚に多く出現しますが、顔面にも出現します。
この時期、皮膚から盛り上がった"丘疹性梅毒疹"が出たり、膿を持った『梅毒性膿疱』が出たりし、これらどちらかの発疹が3〜6か月の間隔で出現をくり返します。
又、手のひらや足の裏に"丘疹性梅毒疹"が出現しますと、丘疹の表面の角質が厚くなり、乾癬症状によく似ていることから、『梅毒性乾癬』と呼ばれます。
手のひらや足の裏に丘疹の表面の角質が厚くなり、乾癬症状によく似ているものが出来れば、梅毒感染が強く疑われます。
この時期は、当然梅毒血清反応は強陽性となります。
【第3期梅毒】
感染後3〜10年の状態で、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生しますが、現在ではこのような症例をみることは稀です。
この時期は血液検査でのみでしか梅毒感染の判断は出来ません。
【第4梅毒】
感染後10年以降の状態で、多くの臓器に腫瘍が発生したり、脳、脊髄、神経を侵され麻痺性痴呆、脊髄瘻を起こし、死亡に至ることがありますが現在ではまずありえません。
【梅毒の怖い所以】
梅毒トレポネーマに感染しても抗生物質の適切な使用によって完治しますが、性器に梅毒トレポネーマ 感染があれば、梅毒トレポネーマによって引き起こされた性器粘膜のタダレにより、感染症に対する感染予防バリアが破壊されていることから、 この部分からのHIV感染の感染リスクは数百倍高くなることです。
現に梅毒患者を診ればHIV感染を疑えとまで言われています。
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