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2024年05月10日

HIVとAIDSの話−12.検査の感度と特異度-その2.特異度とは−

特異度とは、臨床検査の正確さを決める指標のひとつで、ある検査について"本来陰性であるべきものを正しく陰性と判定する確率"として定義されています。

すなわち特異度が高いということは、その疾患に罹患していない人の大部分が検査で陰性になることを意味しています。

HIV検査で特異度が高ければ高いほどニセの陽性者が少ないということになります。

従って特異度の高いHIV検査は、HIVに感染していない人を陽性と判断することはまずないと言えます。

従って陽性と判断されることがほとんどないHIV検査で陽性と判断されれば、絶対にHIVに感染していると診断することができます。

感度が高いHIV検査で陰性となれば、HIVに感染している確率は低いと言えますが、特異度が高いHIV検査で陽性となれば、HIVに感染ししている確率が極めて高いと言えます。


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長年血液により感染する感染症の研究に従事した際の経験・知見を活かして各種感染症の正しい知識と予防法を解説します。
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