2018年08月13日
宮澤f氏に旭日双光章授与 キューバ青年の島 日系人会会長
渡邉優日本大使(左)と宮澤f日系人会会長(右)
Radio Rebelde、2018年8月13日、Jessica Padrón Rodríguez記者
青年の島の日系人会会長である宮澤f(みやざわ・のぼる)氏に8月12日、旭日双光章が授与された。駐キューバ日本大使の渡邉優から手渡された。
渡邉大使の訪問計画には、毎年当地でおこなわれているお盆の儀式が含まれており、ヌエバ・ヘローナ墓地で死者への追悼をおこなった。
渡邉大使はまた、「移民の足跡 日本ーキューバ 1898-2018」と題された展示会を訪れ、当時のピノス島(青年の島の旧名)にたどり着いた最初の日本人移民たちの写真や記念の品を見学した。
今回の外交官との交流は、キューバと日本の結びつきをさらに強化し、この島で現在までその伝統を保っている日本移民社会を再確認する舞台となった。
駐キューバ日本大使から旭日双光章を受け取った宮澤氏は、「私は日本人の血が流れているキューバ人であるという特権を持っており、私が唯一これまでやってきたことは、善意からわれわれを援助したり、われわれが住んでいる環境を知ったり、われわれの両親たちがあのすばらしい祖国についてわれわれに教えた文化の要素を新しい世代に促進することに貢献したいと願う人たちに手を差し伸べることだ」、と語った。
ICAP本部でおこなわれたこの式典には、日本大使館のみつはし・まさあき領事や、たかはし・りな第一書記官も出席し、キューバへの日本人移民120周年を記念する活動や、日本人移民の子孫である若者たちが渡邉大使に披露したダンスを楽しみ、8月12日の大使の誕生日は彼らとともに祝われた。
Japón y Cuba, afianzan vínculos
http://www.radiorebelde.cu/noticia/japon-cuba-afianzan-vinculos-fotos-20180813/
2018年08月05日
日本 長寿の秘密と高齢化の問題
日本では総人口の12.5%が75歳以上であり、2%が90歳以上である
Cubadebate、2018年8月5日、PL
世界最高齢だった日本人女性都千代(みやこ・ちよ)さんが先日117歳で亡くなったあと、最高齢の座はおなじ日本人女性で115歳の田中カ子(たなか・かね)さんに移った。日本人はその安定さとバランスのとれた生活スタイルで知られており、このふたつが健康的な長寿のための秘訣である。
全人口の12.5%が75歳以上であり、また2%以上が90歳を超えているのは不思議なことではない。
実際、日本は100歳以上の人口が世界最多であり、その数は6万7千人を超えている。
しかしその数は、1億2千7百万の人口を抱える世界第三の大国にとって、社会的・政治的・経済的な課題にもなっている。
日本政府がこれらの統計をとりはじめた1963年当時、100歳を超える人口は153人だったが、その35年後の1998年には1万人を初めて突破した。
厚生労働省の直近の報告によると、この傾向は主に、医学の進歩と、不健康な生活スタイルに関する日本人の認識によって、続いていくと考えられている。
100歳まで生きる秘密
ここ数十年間、世界中の科学者たちは日本の長寿の秘密に関心を示し、この地域の生活習慣を他の世界各国と分ける要素について詳細に研究した。
ダイエットの頻度や低脂肪、野菜と魚の豊富さについては多くのことが推測されたが、専門家は、複雑な現象を単純化しすぎていると考えている。
東京都健康長寿医療センターの研究では、長寿の要因は、遺伝や育ち、社会環境、身体運動に始まり、居住地域の天候や衛生サービスの質に至るまで、多岐にわたると結論付けている。
とはいえ食事はもっとも注意をひくポイントのひとつであり、ジャーナリスト高橋順子が書いた「100歳まで生きるための日本的メソッド」では、100歳以上の日本人の多くが、食べる量は控え、よく噛んで食べ、肉と魚をバランスよく摂ることが、長寿の秘訣であると答えている。
高齢化:めでたさと問題と
100歳になることはおめでたいことであり、これを日本人はお祝いするが、同時に、国内にお年寄りが増えれば増えるほど、現役世代の社会保障負担は大きくなる。
2017年、日本の人口は7年連続で減少し、もっとも直近の国勢調査では、ここ5年間でおよそ100万人が減ったことが明らかになった。
総務省の統計は、総人口の27%が65歳以上であることを示しており、これは日本政府にとって、単に社会保障だけではなく、生産システムへのコストにも影響する、深刻な問題である。
日本政府の予測では、2060年には総人口が8千7百万に減少し、そのうちの約40%が高齢者になるとみられている。
日本における急速な高齢化は、経済に直接影響し、日本の成長率を維持するための代替案が求められている。
長期的には、高齢化は国の予算に影響し、政府は、2025年には、国内総生産の27%を社会福祉に充てることを予測している。
解決を求めて
この状況に対しては、経済に与える悪影響を短中期的に修正し、国際舞台での日本の地位を維持するメカニズムも求められている。
この傾向を食い止めるための対策のなかで、安倍晋三首相は、特に働く女性の増加において、育児のための税制優遇措置と施設整備によって、出産率を促進することを優先課題として打ち出した。
日本政府が進めている一連の経済政策「アベノミクス」は、この問題を総合的に解決し、国を停滞から救い出すことを目指している。
老齢化の否定的側面に立ち向かうため2016年に定められた戦略は、人間的アプローチも持っており、高齢者に機会を与えることを目指している。
高齢者が国の役に立ち続けられる仕事場を見つけ、年金を含めた収入を増やすことが、その目的のひとつである。
「ニッポン一億総活躍プラン」は、人びとが自発的に労働システムとの結びつきを維持できることを提言している。
また日本政府は、企業が65歳を過ぎた労働者の雇用を続けられるような環境を促進し、支援するためのプロジェクトの始動を検討している。
El secreto japonés para vivir 100 años y no morir en el intento
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/08/05/el-secreto-japones-para-vivir-100-anos-y-no-morir-en-el-intento/#.W2edZNIzbIU
2018年07月14日
キューバ国家評議会議長 日本の豪雨災害に哀悼の意
ミゲル・ディアスカネル国家評議会議長
Radio Habana Cuba、2018年7月14日、PL
キューバのミゲル・ディアスカネル国家評議会議長は、ここ30年で最悪の気象災害に遭った日本の犠牲者と被害に哀悼の意を表明した。駐日キューバ大使館がきょう(7月14日)フェイスブックで伝えた。
公式データによると、201人以上が死亡し、30人以上が行方不明、160家屋が全壊、およそ700家屋が構造的に被害を受け、全国31の道府県において2万5千以上の家屋が浸水した。
数多くのボランティア活動や、自衛隊、警察、消防隊によって、行方不明者の救出と捜索が続けられている。
安倍晋三首相による政府は、今回の洪水や土砂崩れを「激甚災害」に認定する方針を発表した。これは被災者に対して、一連の援助措置を受ける可能性を保障するものである。
(岡山県倉敷市、2018年7月7日)
広島県熊野町(2018年7月8日)
Presidente cubano expresa condolencias a pueblo y gobierno de Japón
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/166870-presidente-cubano-expresa-condolencias-a-pueblo-y-gobierno-de-japon
2017年03月17日
原発事故訴訟判決 国と東京電力の責任を初めて認める 前橋地裁
日本の群馬県にある前橋橋裁は、6年前の福島原発事故について、国と東京電力(TEPCO)の不作為責任を認めた。
当地裁はまた、国と東京電力に対して、放射能汚染レベルの高さのために福島県の自宅を離れて群馬県内に避難してきた137人の原告へ34万ドルを支払うよう命じた。
判決文は、政府が当地域での大きな地震と津波の予測に基づいて事前に必要な対策を取るために、東京電力に対してその権限を行使しなかった、と指摘した。
福島の原発事故以来、避難民は国内の18の都道府県で集団訴訟を起こしている。
今回の判決は、原発事故によって避難民に生じた被害について、初めて国の責任を認めたものであり、今後の裁判の判決に影響を与える可能性がある。
2011年におきた地震とその後の福島原子力発電所に被害を与えた津波は、現代のこの種の災害としては最悪のものと考えられている。
Tribunal japonés responsabiliza al Gobierno y a compañía eléctrica por desastre de Fukushima
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/03/17/tribunal-japones-responsabiliza-a-gobierno-y-a-compania-electrica-por-desastre-de-fukushima/#.WM-PCtLhDIU
2016年08月09日
日本を熱波が襲う 死者12人、入院800人
日本を熱波が襲う 死者12人、入院800人
日本では熱波により、先週以降、12人が死亡し、800人以上が入院した。
首都西部にある山梨県の切石では8月9日、観測史上最高の39.2度を記録した。
羽田空港の地域では38度、また都心では37.6度を記録した。
湿度も70〜90%あり、気象庁は、適切な水分補給をおこなうことと、日中は運動を控えることとを、呼びかけている。
消防庁による発表によると、8月1日から7日までの間に、猛暑や脱水症状などにより6588人が通院し、そのうち12人が死亡した。
この値はその前の週の4063人より増えている。
またこのうち822人が入院したと発表されている。
これらの人たちのほぼ半数が65歳以上の人たちである。
県別では大阪が最多の416人、次いで東京が398人、愛知383人、埼玉382人、となっている。
Ola de calor golpea a Japón: doce fallecidos y 800 hospitalizados
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/08/09/ola-de-calor-golpea-a-japon-doce-fallecidos-y-800-hospitalizados-video/#.V6nEc0uLTIU
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