2024年06月21日
キューバ野球リーグ 未開催試合5試合の日程を再設定
Cubadebate、2024年6月21日、キューバ野球リーグ
第63期キューバ野球リーグで開催されていない試合が再設定された。
これらが終わると、必要に応じて残りの試合が再設定されるが、これは予選勝ち抜き8チームの順位を決めるために限る。
Reprograman juegos no efectuados en la Serie Nacional de Béisbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/21/reprograman-juegos-no-efectuados-en-la-serie-nacional-de-beisbol/
2024年06月10日
ピナール・デル・リオ住民 プレーオフ進出一番乗りを決めたベゲーロスを歓迎
ピナール住民たちは、雨にもかかわらず、通りに出た
Cubadebate、2024年6月10日
降り続ける雨にもかかわらず、ピナール・デル・リオの住民たちは、今期キューバ野球リーグでプレーオフ進出一番乗りを決めた地元ベゲーロス・チームのために温かい歓迎を用意した。
ピナールの首都にある公園「ラ・インデペンデンシア」での歓待は、同県の党第一書記ヤミレー・ラモス・コルデロが主宰した。
ピナール・デル・リオチームは昨日のグアンタナモ戦でサブシリーズ13回連続の勝ち越しを決め、44勝23敗とし、リーグ首位に立っている。
ピナール・デル・リオ対グアンタナモ(2024年6月6日)
Reciben en Pinar del Río a Vegueros tras clasificación a postemporada del béisbol cubano (+Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/10/reciben-en-pinar-del-rio-a-vegueros-tras-clasificacion-a-postemporada/
2024年05月24日
キューバ野球の名選手ミゲル・クエバス死去 89歳
ミゲル・クエバス
Radio Habana Cuba、2024年5月24日、Prensa Latina
キューバ野球リーグで活躍した有数の強打者の一人、ソル・ミゲル・クエバスがきょう(5月24日)、89歳で死去した、とキューバ野球連盟が発表した。
ドン・ミゲルとして知られるクエバスは、26歳のときにアスカレーロスのユニフォームを着て第一期のキューバ野球リーグでデビューし、13シーズンにわたって在籍し、投手力が大勢を占めていた時代に、強打の右打者として抜きんでた。
アスカレーロス、オリエンターレス、グランヘーロス、カマグエイとの成功に満ちたキャリアのあいだ、通算打率.279、127二塁打、17三塁打、83本塁打を含む880安打を記録した。
国際大会10大会でキューバ代表として出場し、1963年のパンアメリカン競技大会で記録した1試合3本塁打は、現在も同大会の最多記録となっている。
国際大会では通算61打席で22安打を放ち、このうち二塁打6本、三塁打2本、本塁打5本で、16打点を記録した。
「キューバ野球の象徴的人物、ソル・ミゲル・クエバス・ピエドラが亡くなったことを知るのはつらい。その名前は10シーズンを超えるキューバ野球リーグおよび複数回のキューバ代表チームに刻まれている。息子のフアン・ホセ・クエバスと親族・友人たちに哀悼の意を表する」、とキューバ野球連盟はXの公式アカウントに投稿した。
キューバTV(2024年5月24日)
Fallece pelotero cubano Miguel Cuevas a los 89 años de edad
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/355538-fallece-pelotero-cubano-miguel-cuevas-a-los-89-anos-de-edad
2024年05月07日
ギジェルモ・アビレース 通算1000安打達成 グランマ選手として11人目 キューバ野球リーグ
ギジェルモ・アビレース
La Demajagua、2024年5月7日、Osviel Castro Medel記者
グランマの一塁手ギジェルモ・アビレース・ディフルノーがきょう(5月7日)の午後、キューバ野球リーグで通算1000安打を達成したグランマチーム11人目の野球選手となった。
アビレースはシエンフエゴスのシンコ・デ・セプティエンブレ球場での試合で2回、アレクス・ダニエル・ペレス投手から二塁打を放った。
同選手は、この記録を達成したグランマ選手のなかで初の左打ちであり、彼以前にこの記録を達成したグランマ選手は、アグスティン・アリアス、パブロ・ベヘラーノ、ビクトル・ベヘラーノ、ペドロ・モラ、フェリクス・ベナビデス、サンティアゴ・ベレリオ・ベヘラーノ、ヨルダニス・サモン、アルフレド・デスパイネ、ルイス・フェラーレス、カルロス・ベニテスがいる。
ホルヘ・ルイス・ロサベルの統計データによると、グランマチームの背番号21は、2010年12月25日にマンサニージョのウィルフレド・パヘース球場でデビューし、同日、8回にビジャ・クララのヨレクシス・ウラシアから自身初の安打を打った。
アビレースは、1993年1月20日に生まれ、キューバ代表に何度も選ばれており、2017年には第4回WBCに出場している。
Avilés, onceno granmense en llegar a mil hits en series nacionales
https://lademajagua.cu/aviles-onceno-granmense-llegar-mil-hits-series-nacionales/
2024年05月04日
シエンフエゴスの監督と6選手に懲戒処分 判定に抗議し審判に暴力 キューバ野球リーグ
JIT、2024年5月4日
先の日曜日(4月28日)、第63期キューバ野球リーグのシエンフエゴス対カマグエイの5連戦最後の試合で、ホームチームのシエンフエゴスのメンバー7人が退場になった。
シンコ・デ・セプティエンブレ球場で起きたこの事件についてなされた分析のあと、キューバ野球委員会(CNB)は、この5試合目の最後に審判員に暴力をふるった地元チームの選手たちへの懲戒を発表した。
CNBは、退場処分に対応する試合出場停止に加え、以下の懲戒処分を適用することを決定した。
・ホルヘ・ロドリーゲス(監督):7試合出場禁止
・リチェル・ロペス捕手とフェリクス・ロドリーゲス外野手:5試合出場禁止
・ルイス・ビセンテ・マテオ遊撃手とルイス・セルパ投手、セムエル・カルデロン投手:3試合出場禁止
・ダニィ・オラマ外野手:1試合出場禁止
CNBは、あらゆる暴力行為に対して断固とした対応をとる、と改めて表明した。
カマグエイ対シエンフエゴス 問題のシーン(2024年4月28日)
カマグエイ対シエンフエゴス 試合完全版(2024年4月28日)
Sanciones para jugadores cienfuegueros en Serie de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=781022
もと大リーガーのアレクセイ・ラミレース キューバ野球リーグでの通算100本塁打達成
アレクセイ・ラミーレス、キューバでの100本塁打達成
Radio Sancti Spíritus、2024年5月4日、MAIKEL MARTÍN GALLEGO記者
もと大リーガーのアレクセイ・ラミーレスは、キューバ野球リーグでの通算100本塁打を達成し、自身のキューバ野球への復帰成功を祝った。ラミーレスは現在、かつて7シーズン共にしたチーム、ベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオに所属している。今期のデビュー以降、自チームにもっとも貢献している選手の一人となっている。
メジャーリーグでは9シーズンプレーした。そのデビューはシカゴ・ホワイトソックスでの2008年3月31日だった。最後のシーズンでは、ほかの2チーム、サンディエゴ・パドレスとタンパベイでプレーした。
2006年の第一回WBCではキューバ代表で準優勝メンバーとなった。
アレクセイ・ラミーレスは、もし国際大会でのキューバ代表候補メンバーに召集されたとして、米国に戻るだろうか? インタビューを見て、その返答を確認しよう。
アレクセイ・ラミーレス インタビュー(2024年5月3日)
Alexei Ramírez: ahora Pinar del Río, después vemos lo que pasa… (+ video)
https://www.radiosanctispiritus.cu/es/alexei-ramirez-ahora-pinar-del-rio-despues-vemos-lo-que-pasa-video/
2024年05月01日
サンティアゴの若き有望野球選手ダニエル・コラース死去
ダニエル・コラース
Cubadebate、2024年5月1日、Prensa Latina
重い病気のためグラウンドを離れていたサンティアゴ・チームの野球選手、ダニエル・コラースが、自身の23回目の誕生日であったきょう水曜日(5月1日)、死去した。
U23リーグで出身地サンティアゴチームの準優勝メンバーだったこの若き選手は、第59期キューバ野球リーグでデビューし、3シーズンを経た昨季、病気のため降格していた。
キャリア通算では、94打席で、打率.191、二塁打3本と三塁打1本、6打点、20得点を記録した。
遊撃手を務めたサンティアゴの背番号13は、守備機会144回中失策14回で、守備率は.903だった。
Fallece joven promesa del béisbol santiaguero
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/05/01/fallece-joven-promesa-del-beisbol-santiaguero/
2024年04月29日
キューバ野球コミッショナー 審判の問題について語る
JIT、2024年4月29日、José Luis López Sado記者
キューバ野球コミッショナーのフアン・レイナルド・ペレス・パルドはきょう(4月29日)、明日火曜日(4月30日)に第9節が始まる第63期キューバ野球リーグに関係するいくつかの議論沸騰のテーマについて、率直に説明した。
マタンサスと地元ピナール・デル・リオとの二連戦のなかで、審判リカルド・カンパニオーニは火曜日の自身のミスによって、2試合の出場停止となった。土曜日に復帰し、場内アナウンスでは別の名前で呼ばれるという、キューバリーグ史上前代未聞のことが起きた。
彼は2試合出場できず、スコアボックスと公式記録用紙にある通り、土曜日と日曜日のあいだ審判をした、とキューバ野球コミッションによる報道陣との恒例会見でコミッショナーのペレス・パルドは説明した。
コミッショナーは、報道陣やカピタン・サンルイス球場での場内放送には、由来もわからない偽名が提供されたが、これは野球の幹部(試合あるいは審判の役員)によって提供されたものでは決してなかった、と述べた。
この件は、事の真相にたどりつき、このわが国の野球を貶める行動を為した者は誰か知るために作られた委員会によって調査中である、とコミッショナーは説明した。
コミッショナーのペレス・パルドは、審判の問題に関する対策の中で、審判団を強化する取り組みが日々なされており、各県側からは球場のさらなる警備強化が要請されている、と語った。
コミッショナーはまた、来週の金曜日からシリーズの現状をテーマにしたオンラインの審判会議が各県で編成される、と強調した。
日曜日(4月28日)のカマグエイと地元シエンフエゴスとの試合で、選手6人と首脳陣1人が退場となり、1試合の出場停止処分を受けた。
本件は分析が終わった時点でさらに重い処分に至る可能性がある、とコミッショナーは述べた。
今度の火曜日の試合に出場できないシエンフエゴスの選手は、リチェル・ロペス、フェリクス・ロドリーゲス、ルス・ビセンテ・マテオ、ルイス・セルパ、ダニィ・オラマス、サムエル・カルデロン、そして監督のホルヘ・ロドリーゲスである。
週間最優秀選手に選ばれたヨスバニ・アラルコン(ラス・トゥナス)とホセ・イグナシオ・ベルムーデス(マヤベケ)は、ソフトボールの往年の名選手エステバン・グロエロから表彰を受けた。
キューバTV(2024年4月29日)*開始時間設定済み
Expulsiones e investigación en Serie Nacional de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=777000
2024年04月18日
キューバ 11月のプレミア12でグループBに決定 日本・韓国・ドミニカ共和国らと対戦
JIT、2024年4月18日、José Luis López Sado記者
世界野球連盟がきょう木曜日(4月18日)に発表したところによると、11月に中華台北で開催される第三回プレミア12野球トーナメント2024でキューバはグループBに出場することが正式に決まった。
この強力なグループには、力のあるアジアの三か国、日本、韓国、開催国中華台北に加え、このトーナメントで歴史を持つドミニカ共和国とオーストラリアが参加する。
世界のトップ12に位置する残り6か国は、グループAに登録され、メキシコでの開催となる。これらのチームは、米国、プエルトリコ、パナマ、ベネズエラ、オランダ、開催国メキシコである。
Bグループは、間違いなく、キューバチームにとって難しいグループとなる。直近の二大会連続でメダルを獲得している唯一の2チームである、韓国(2015年王者、2019年銀メダル)と、日本(2015年銅メダル、2019年王者)がいることに注目である。
今大会への出場を決める際に考慮された2023年ランキングで、キューバは3121ポイントで8位に終わった。2グループに分かれる出場12チームは、総当たり制でプレーする。
各グループの上位2チームはスーパーラウンドに進出する。スーパーラウンドでは、予選ラウンドの結果が反映される。各チームは、予選ラウンドで別のグループにいたチームと対戦し、上位2チームが優勝を争う。その舞台は日本の首都にある東京ドームとなる予定である。
キューバの野球指導陣は、強力なチームを構成するよう目指し、メジャーリーグのチームにいる選手たちとの対話を続けている。しかしながら、最初の招集は、第63期キューバ国内リーグと、その後のエリートリーグで活躍した選手たちとなることが、明らかにされている。
クーバビシオン・デポルテ(2024年4月20日) *開始時間設定済み
Cuba en grupo B del Premier 12 de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=767919
タグ:Premier 12
2024年04月15日
アルフレド・デスパイネがラティーノに帰ってくる
アルフレド・デスパイネ
Cubadebate、2024年4月15日、Joel García記者
シーズンも三分の一を過ぎたところで、グランマのユニフォームを着たアルフレド・デスパイネの火曜日(4月16日)からのラティーノアメリカーノ球場への帰還と、第63期キューバ野球リーグの本塁打(歴史的なものも含む)への視点が、大きな注目をひく一方、少なくない心配な不規律事件がグラウンド内外で起き続けてもいる。
しかし、ひとつづつ行こう。日本リーグでの数年間の活動後、グランマの背番号54は、リーグ本塁打ダービートップ(11本)、打率.373、出塁率.556、OPS1.351という記録を携えてラティーノにやってくる。少なからず28打点をあげている。リーグいちの打撃を誇るチームにおいて彼の貢献は不可欠なものであり、同僚たちに向けられたエネルギーでもある。
グアイマロ出身の統計家ロドルフォ・アルバレスのおかげで、われわれはデスパイネの驚くべきデータを目の当たりにする。現在は存在しないメトロポリターノスとハバナを含むキューバ野球リーグの全チームから、デスパイネは本塁打を放っており、20本塁打以上を放っている得意のチームは5チームある。カマグエイ(26本)、マタンサス(26本、うち2本はプレーオフで)、ピナール・デル・リオ(23本)、グアンタナモ(23本)、オルギン(22本)である。
シーズン20本塁打について話すと、これはデスパイネがフルシーズンプレーできれば超えるのは何の問題もない数字であり、達成すれば彼にとって6度目となり、マタンサスのラサロ・フンコに並ぶことになるが、この回数を超えることができた2選手、ラス・トゥナスのホアン・カルロス・ペドローソと、サンクティ・スピリトゥス〜インドゥストゥリアレスのユリエスキ・グリエルに並ぶのにあと1シーズンということになる。
この種の打棒に関する興味深いデータで締めくくろう。キューバ野球リーグでシーズン20本塁打以上を放ったのはわずか61人の打者であり(うち17人はゴールドシリーズで)、インドゥストゥリアレスのケンドリー・モラーレスは唯一新人でこれを達成している(2002年、21本)。また、ピナール・デル・リオはこれらの選手を8人と最も多く輩出しているチームであり、現在のリーグで、マヤベケとアルテミサを除く全チームに、最低1人はこれを達成した打者がいる。
最近のシーズンで際立ったライバル争いが注目されたグランマとインドゥストゥリアレスの対決(火曜日・水曜日・木曜日の午後6時30分開始予定)は、デスパイネが第51期リーグで36本塁打というシーズン最多記録をつくったキューバ野球のメインスタジアムにおいて、彼をふたたび称賛する場となるだろう。4月15日までの国内リーグ274本に、日本での184本、メキシコリーグでの13本を加えると、その数字は471本に増え、キューバ代表としての国際大会は含めずに、今シーズンでキャリア通算500本塁打を超えるキューバ野球連盟傘下の最初のキューバ人選手となる可能性もある。
選手や審判の不規律やプロ意識欠如の問題についてはのちほど別途としよう。いまは、ラティーノに行き、デスパイネを、よい試合を、楽しみ、敬意を払おう。
デスパイネ今季第5号(オルギン戦)
グランマ対インドゥストゥリアレス第一戦(2024年4月16日) *日本時間4月17日7時30分開始
Out 27: Despaigne llega al Latino y ¿los jonrones?
http://www.cubadebate.cu/especiales/2024/04/15/out-27-despaigne-llega-al-latino-y-los-jonrones/