2017年03月05日
WBCキューバ代表の日本戦先発はエンテンサ マルティ監督が明言
キューバ代表チームは今週日曜日(3月5日)、大阪での強化試合最終戦を終えたあと、夜10時にホテル・ニューオータニに到着した。第四回WBCでの日本との初戦に起用する先発投手についての話をカルロス・マルティ監督にもちかけたときの答えは人を驚かせるものだった。「私たちはノエルビス・エンテンサで考えている」
監督が言うには、わが投手陣の可能性を分析したところ、シエンフエゴスの右腕(エンテンサ)が「救援のヨアニ・ジェラとともに、初戦の勝利を得るための最良の切り札のようだ。」、と述べた。
直後に監督は、「ブラディミール・バーニョスと(ブラディミール・)ガルシアは、初戦の勝利を守るために必要とならない限り、初戦には登板しない。彼らの中から3月8日に東京ドームで予定されている第二戦の中国戦に登板する投手が出る予定だ。」、と認めた。
「ラサロ・ブランコはオーストラリア戦に登板する予定だ。この試合はわれわれにとって決定的な試合となる。もちろん中国戦にも勝たなければならないが。ブランコは投球数制限により二次ラウンドの開始に投げられない可能性も確かにあるが(50球以上投げると4日間休まなければならない)、オーストラリア戦はどうしても勝たなければならない試合だ。あとから次の戦略を考える。」、とマルティは話した。
アジアでの強化試合連戦が1勝5敗1分という結果に終わったことについて、この経験豊かな首脳は意見を隠さなかった。「準備はよく出来ていたが、結果は期待したものではなかった。選手たちは、時差や長旅や気候(気温2度という寒さ)に適応しなければならなかったが、非常に重要な大会に立ち向かうための用意はすでに出来ていると感じている」。
キューバメディアとの短いやりとりの中で監督は、「チームの若い選手たちが全体的にわれわれの野球よりも優れている野球に直面している、ということは誰の目にも明らかなことだ。」、と説明した。「だからこそ今回の日本プロリーグのチームとの2試合では彼らにより多くの機会を与えた。」
3月7日の日本戦でスターティングメンバーに入るであろう選手たちの打撃を監督は評価した。「ヨエルキス・セスペデス、ユリスベル・グラシアル、ウィリアム・サアベードラ(きょうの試合で4打数4安打)、ロエル・サントス、フランク・カミーロ・モレホン、フレデリク・セペダは打撃が好調だ。」。またカルロス・ベニテス(無安打だったが)は二塁、アレクサンデル・アヤラは遊撃、アルフレド・デスパイネは左翼を守る予定であることを監督は確認した。
最後にマルティは、今大会では投球数制限の決まりがあることから、救援投手の存在の重要性を認めた。「先に述べた先発投手以外の投手たちはみな救援する用意が出来ており、チームのいかなるリードも守る役目を担っている。」
おそらく過去の大会のときのメンバーよりは劣っていると思われる日本代表メンバーについての意見を問われて監督は、「たぶん2006年や2009年のときの日本チームとは違うだろう。大リーグにいる選手もいれば、負傷している選手もいる。しかし強化試合でのプレーを見ると、効率的に得点をあげるとてもよいチームだと思う。彼らが無敵だとは考えないが、過小評価も決してすべきではない。」
Carlos Martí sorprende con Entenza frente a Japón
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/03/05/carlos-marti-sorprende-con-entenza-frente-a-japon/#.WLyXqNLhDIU
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