2017年02月06日
バーニョスの快投でキューバがメキシコに完封勝ち 1次ラウンド最終戦
カリビアン・シリーズ一次ラウンドの最終戦は、右腕ブラディミール・バーニョス(Bladimir Baños)がすばらしい投球をみせ、キューバ代表のグランマがアギレス・デ・メヒカリ(Águilas de Mexicali)を4対0で完封勝ちした。
本トーナメントの公式サイトによると、この試合の結果により、明日の準決勝はキューバ対メキシコ、プエルト・リコ対ベネズエラ、という組み合わせとなる。
ベネズエラ代表のアギラス・デル・スリア(Águilas del Zulia)も評判にはあがっているものの、多くの専門家にとってこのキューバとメキシコの試合は、事実上の決勝戦を意味していた。両チームの選手たちは試合のあいだ中、すばらしい動きを見せた。
バーニョスは、そのスポーツ・キャリア全体の中でもひときわすぐれた快投を見せた。この33歳の右腕は、8回と2/3を6安打、5三振の無失点で投げぬいた。
「とんでもない出来だった。すべてうまくいって、自分のピッチングが出来た。」、とキューバの3勝目を確定させたピナール・デル・リオ出身の投手は試合後に語った。
このナイト・ゲームは、バーニョスと、ハビエル・ソラーノ(Javier Solano)の両右腕の投げあいでスタートした。ソラーノは5回途中で降板した。
5回裏にグランマは攻撃を続け、走者2人置いてのアルフレド・デスパイネ(Alfredo Despaigne)による3点本塁打と、ウィリアム・サアベードラ(William Saavedra)によるソロ本塁打で、貴重な4得点をあげた。
これでソラーノは降板し、キューバは大量得点を期待したが、メキシコ投手陣はすぐれた抑えのピッチングをおこない、クリアカンのトマテーロス新球場のスコアボードの得点を4点のままにとどめた。
その後散発的な攻撃はあったものの、試合全体は投手陣に支配されながら進んでいった。
9回表にメヒカリは最後の反撃をみせ、バーニョスをあとアウト一人というところで降板させたが、キューバの救援投手ホセ・アンヘル・ガルシア(José Ángel García)が相手チームのキューバ人選手ヨルダニス・リナーレス(Yordanis Linares)を三塁へのファウル・フライに打ち取り、チームの勝利を決めた。
これで明日の準決勝は、アギラス・デ・スリア対クリオージョス・デ・カグアス(現地時間13時、キューバ時間15時開始)、アギラス・デ・メヒカリ対アラサーネス・デ・グランマ(現地時間17時、キューバ時間19時開始)が対戦する。
キューバ代表チームは、2014年のカリビアン・シリーズへの復帰以降、一次ラウンドで2勝以上をあげたことがなく、同じくメキシコ代表チームに勝利したこともなかった。
2015年のサン・フアン大会でキューバ代表のベゲーロス・デ・ピナール・デル・リオ( Vegueros de Pinar del Río)は、一次ラウンド1勝3敗という結果ながらファイナルに進出し、優勝を果たしているものの、今回の代表チームは2014年以降で最高の動きを見せていることは疑いない。
Con sensacional pitcheo de Baños, Cuba gana 4-0 a México
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/02/06/con-sensacional-pitcheo-de-banos-cuba-gana-4-0-a-mexico/#.WJjY5tLhDIU
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