2017年01月23日
レグラ・トーレスへの6つの質問
Trabajadores、2017年1月23日、Tuan Le Nguyen記者(ジャーナリズム科学生)
レグラ・トーレスに6つの質問
レグラ・トーレス(Regla Torres)は、五輪3連覇、世界大会2連覇などの偉業で知られ、20世紀最高のバレーボール選手と呼ばれる特権を有している。モレーナス・デル・カリベ(カリブの褐色=キューバ女子チームの別称)の一員として、10年以上もの国際大会を通じて、センターアタッカーのポジションを占めた。本紙は、そのプロキャリアについて質問し、彼女を偉大にしたスポーツについての彼女の見方をここに紹介する。
- どのようにしてバレーボールの世界に入りましたか。
スポーツはどれも好きじゃなかったんですが、偶然、運動を始めたんです。仕事で忙しかった母が私をEIDE(スポーツ・イニシエーション・スクール)シエン・シエンフエゴスに連れていって、私がそれらの活動に集中するように仕向けたんです。それで私のバレーボールへの興味は広がりました。
- あなたはプロキャリアにおいて、さまざまなレベルの大会で多くのタイトルを獲得しました。これらの達成後、あなたの同僚たちは師匠であるエウヘニオ・ジョルジ(Eugenio George)の仕事についていつも言及します。この偉大なコーチとの関係をどのように思い出されますか。
エウヘニオは聡明な人物で、印象深い戦術的知性の持ち主でした。彼も、アントニオ・(ニィコ)・ペルドモ(Antonio (Ñico) Perdomo)も、多くの心理学の知識と知恵を持っていました。彼らは世界でもっとも優れたコーチだと私は思います。あれだけの女性たちをまとめてコントロールすることは常に困難なことですが、彼らには、世界のトップを維持しながら、ひじょうに長い間、それをおこなう能力がありました。常にベンチにいたこの2人に言及することなしには、キューバのバレーボールを語ることも、カリブの褐色と呼ばれたキューバ女子チームの活躍を語ることも、できません。
- スポーツ選手としてもっとも記憶に残っている瞬間は。
2000年のシドニー五輪での3つ目の金メダルです。このときの困難さと、私たちにふりかかったプレッシャーは忘れることができません。ロシアとの試合は、肉体的にも精神的にもとても消耗した、ひじょうに厳しいものなりました。私たちはほとんど負けるところまでいきました。両チームの肉体的キャパシティーにすべてがかかっていました。最終結果はおよそ2時間の試合後に出されました。
- 史上もっとも熾烈なタイブレーク試合のひとつとされるあの決勝試合で劣勢だったとき何を考えていましたか。
私たちは、キューバ全体の期待を背負っているということを意識していました。また3連覇へのプレッシャーもありましたが、私たちはロシアのような偉大なチームに立ち向かっていました。勝利をめざして、準備万端にして、すべての精神力とエネルギーを使わなければなりませんでした。
- このスポーツにはどのレベルの準備が必要ですか。
試合のそれぞれの局面ごとの最大の備えと、コートでの判断力が必要とされるスポーツのひとつです。私たちの場合は毎日、6時間から8時間かけて練習をしていました。
- あなたの見地では、試合の勝利を決定付ける要素はなんでしょう。
試合の結果に影響する要素はたくさんあります。まずは心理面で、精神的にとても強くなければなりません。次に、肉体的準備、最後に、とりわけ試合の状況や局面ごとに生み出される戦術・戦略面があります。つまり肝心なのは、体力・精神力と、試合の戦術です。
Regla Torres en seis preguntas
http://www.trabajadores.cu/20170123/regla-torres-seis-preguntas/
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5864413
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック