シャキーラ(左)とガブリエル・ガルシア・マルケス(右)
Cubadebate、2023年10月22日、El Diario NY
ガブリエル・ガルシア・マルケスは2014年4月17日に亡くなった。コロンビアのアラカタカに生まれたマルケスは、多くの文学的業績、とりわけ「100年の孤独」を書いたことによって、世界的に知られた。その才能は彼を、世界でもっとも権威のある文学賞であるノーベル文学賞の受賞者にもならしめた。
シャキーラがガボと知り合ったのは、ガボが彼女にインタビューしたがっていたからだ。「彼は私にインタビューして、私についての記事を書きたかったの。どういうことかまったく見当もつかなかった」、と「ピエス・デスカルソス」などの作品で知られるシャキーラは、サービス95へのインタビューで語った。
「私たちが会ったのは私がまだ21歳のときだった」、と現在サーシャとミランの母親であるシャキーラは回想し、この文学者と初めて出会ったときのことを明らかにした。シャキーラは1977年2月2日にコロンビアのバランキージャで生まれた。46歳のいま、マルケスの存在は彼女の記憶に生き生きと息づいている。「初めて会ったとき彼は、何かおもしろい物語を聞かせてくれと私に言ったの、とシャキーラは回想した。しかし、ノーベル文学賞を受賞した想像力の持ち主に何を語れるだろうか。
シャキーラ自身、ガボに、私があなたに何を語れるかと尋ねたが、これに対してガボはこう答えた。「何でも言ってみて。物語になっていなければ、私が補うから」。
シャキーラは回想を続けた。年を経て、ガブリエル・ガルシア・マルケスとの関係は深くなり、友人と考えるまでになった。二人は、たくさんの共通点があることも発見した。そのうちの一つは、仕事における完璧主義者であることだった。ガボの作品の多くが音楽的にもインスピレーションを与え、「百年の孤独」で描いた形式によって世界やコロンビア自体にも影響を与えた、とシャキーラは認識している。
マルケスについて、彼の偉大な遺産の忘れがたき部分として皆が列挙できる作品は多々あり、個人的に、「大佐に手紙は来ない」、「百年の孤独」、「予告された殺人の記録」、「コレラの時代の愛」、「わが悲しき娼婦たちの思い出」は、私の脳裏から決してなくならない小説だ。
彼の創造のおかげで、1985年に発表された小説「コレラの時代の愛」にある次の象徴的なフレーズを忘れられる者はいない。「きみの微笑みが私の習慣をぶち壊す、その暴力を愛している」。
シャキーラ、ガブリエル・ガルシア・マルケスとの交友について語る
「百年の孤独」オーディオ
Shakira detalla cuando García Márquez quiso conocerla
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/22/shakira-detalla-cuando-garcia-marquez-quiso-conocerla/
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