2021年04月09日
ラムゼイ・クラーク元米司法長官死去 93歳 ロス・シンコ釈放に尽力したキューバの友人
ラムゼイ・クラーク(左から2人目)、キューバ連帯勲章受章。ロス・シンコの母親たちがこの授与を促進した。
Cubadebate、2021年4月9日
1960年代に米国のリンドン・B・ジョンソン政権で司法長官を務めた弁護士のラムゼイ・クラークがきょう(4月9日)の午後、ニューヨークで死去した。クラークは、エリアン少年やシンコ・エロエスの帰国に向けた戦いに尽力した「キューバの友人」だった。
2012年にクラークは、ヘラルド・エルナンデス、アントニオ・ゲレーロ、ラモン・ラバニィーロ、フェルナンド・ゴンサーレス、レネー・ゴンサーレスに対して続けられた法手続きは、司法による犯罪であり、司法は公正な裁判を行う義務があった、と語った。
「もし私がいま検事総長で、ロス・シンコの手続きの間にこのキャンペーンを知っているなら、その告訴を取り下げなければならないだろう。司法長官が誰であってもそのようにすべきであろう」、とクラークはさらにその場で述べた。
キューバの真の友人であるクラークは、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロについて、あるときこう言った。「フィデルは、闘争のさなかにある資源のない国が、教育し、住居・医療・職など人間性が求めるあらゆるものを提供することができる、ということを証明してきた。世界の他の国々を見よ。われわれはこのキューバのモデルを必要としている」。
キューバ大統領、クラークの死を悼む
キューバのミゲル・ディアスカネル大統領はきょう土曜日(4月10日)、米国の元司法長官ラムゼイ・クラークの死を悼み、誠実で連帯的な人物だったと評した。
大統領は自身のツイッターアカウントで、この米国の法律家クラークは、きわめて重要な戦いにおいてキューバの側に立ち、自国が世界中で犯した大きな不正行為について批判した、と強調した。
「キューバは感謝の追悼をささげる」、と大統領はツイッターに投稿した。
ラムゼイ・クラークは昨日、ニューヨークで死去した。93歳だった。キューバとの関わりでは、エリアン・ゴンサーレス少年の帰国(1999年〜2000年)や、米国で収監された反テロリズムの5人の闘士の釈放(1998年〜2014年)に向けた活動への参加が際立った。
ヘラルド・エルナンデス、アントニオ・ゲレーロ、ラモン・ラバニィーロ、フェルナンド・ゴンサーレス、レネー・ゴンサーレスに対して続けられた法手続きに関して、クラークは2012年に、これは「司法による犯罪」であり、政府は「井戸に毒を盛って」いた、と述べた。
「もし私がいま検事総長で、ロス・シンコの手続きの間にこのプロパガンダのキャンペーンを知っているなら、その告訴を取り下げなければならないだろう。司法長官が誰であってもそのようにすべきであろう」、とクラークはさらに述べた。
2013年11月に、キューバ国家評議会は、クラークがキューバ革命をこれまで存在した最大の革命と評価し、キューバ国民とキューバ革命に感謝したことに対して、連帯勲章を授与した。
ラムゼイ・クラーク、米国の元司法長官
ラムゼイ・クラーク(左)、アントニオの母ミルタ・ロドリゲス(右)に挨拶
ラムゼイ・クラーク(右)、キューバのテレビ番組「メサ・レドンダ」でアルレエン・ロドリゲス(左)と共演
ラムゼイ・クラーク(中央)
ラムゼイ・クラーク 20世紀最大の革命はキューバ革命である
「メサ・レドンダ」のラムゼイ・クラーク
Falleció Ramsey Clark, ex fiscal General de EEUU y amigo de Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/04/09/fallecio-ramsey-clark-ex-fiscal-general-de-eeuu-y-amigo-de-cuba/
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