2021年04月08日
ホセ・アンヘル・ポルタル保健相 新型コロナ第三波の危険性を警告
ホセ・アンヘル・ポルタル公衆保健相
Radio Habana Cuba、2021年4月8日、PL
キューバのホセ・アンヘル・ポルタル公衆保健相は、新型コロナウイルスのパンデミックの第三波は単なるリスク以上のものであり、キューバにとって大きな危険である、と警告を発した。
危険性の認識を失わないことが必要であり、キューバでの感染者数はすでに高い数字を示しているが、これを減らさなければならない、なぜならそうしなければ、そのような状況は医療システムを危うくする恐れがあり、新型コロナウイルスとの戦いで為した努力を台無しにするであろう、とポルタル大臣はきょう木曜日(4月8日)、ラジオ・テレビ番組メサ・レドンダで語った。
わが国の施設で新たな感染者を受け入れ続けるための病床や分子生物学研究所の研究室には余裕があり、医療施設は麻痺していない、と大臣は語った。
自己責任を見失ってはならず、ワクチン候補の臨床試験に参加したという事実でさえ、保健衛生措置やフィジカル・ディスタンスおよびマスク着用を放棄する理由にはならない、とポルタル大臣は強調した。
ペドロ・コウリー熱帯医学研究所のマリア・グアダルーペ・グスマン研究部長は、公衆保健の関心と懸念には変異株が存在する、と説明した。
キューバはゲノム構造の監視を続けているが、それはわが国にとって大きな関心ごとであるからで、国内では5種の変異と、より発生率の高い変異株D614Gが伝播している、と部長は語った。
キューバでは、もともと南アフリカと米国カリフォルニアで見つかった変異株が少しずつ増えており、英国起源の変異株が報告されたのはわずか3件である、と部長は説明した。
変異株D614Gは全国すべての県で確認されており、キューバで最も優勢な変異株であるが、南アフリカ起源の変異株が流行してきている、とグスマン部長は述べた。
変異株に対するワクチンの効果について、 バイオテクノロジー製薬産業企業グループ(ビオクーバファルマ)のエドゥアルド・マルティネス会長は、各国でこれまで使われているワクチンは結果を出している、と説明した。
キューバ製ワクチンは、国民の免疫を強化するために三回目の接種がおこなわれる予定である。
わが国のワクチンは高いレベルの免疫力があるが、有効性の研究を待たねばならず、ただし、われわれはわが国のワクチン候補各種に自信を持っている、とマルティネス会長は語った。
キューバTV メサ・レドンダ(2021年4月8日)
Alertan sobre peligro de situación epidemiológica compleja en Cuba
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/253447-alertan-sobre-peligro-de-situacion-epidemiologica-compleja-en-cuba
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