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2016年09月04日

ヤレリス・バリオス、ドーピングを完全否定 私が知っているのはトラックで浴びた太陽だけ

Yarelys Barrios.jpg

Guerillero、2016年9月3日付、Dorelys Canivell Canal記者

ヤレリス・バリオス:私は孤独を感じている

今週水曜日(8月31日)、円盤投げ選手Yarelis Barrios Castañedaの2008年北京五輪金メダルの剥奪が発表された。

スイスのローザンヌにある反ドーピング研究所で、当時の検体の再検査をおこなったところ、禁止されている利尿剤であるアセタゾラミドの陽性反応が確認された。

この発表に対してネット上では、その著名なアスリート自身の意見を要請するコメントの波を引き起こした。

この女子選手のスポーツキャリアを熟知している本紙は、今回の調査過程について彼女本人と会話をした。伝えられているところによれば、調査は5月24日に開始されたとされる。

「その日、国際五輪委員会(IOC)からの手紙を読み聞かされたときの私の反応は、それが私と何の関係があるの?、だった。私が唯一知っているドーピングといえば、トラックで浴びてきた太陽と、人生かけて投げ続けてきた円盤だけ。何かの間違いであるという期待をずっと持っていた。私の競技はつねにクリーンなものだ」、と選手は話した。

およそ4ヶ月前に直面した調査について彼女は断言した。

「私は現地の大使館でおこなわれた私自身の検体の公開に立ち会えなかった。検体の番号さえ確認できなかった。これが陽性反応を示したとき、私は二回目の再検査を申請した。最初にふたつに分けられた同じものということは知っていたけれど。当然二回目も同じ結果になった。」

「それから私は、懲罰委員会に出席するために行動を開始した。陸上連盟は航空券を手配してくれ、弁護士もつけてくれた。私たちが到着するまでの延長を申請した。弁護はよかったけれど、準備する時間がほとんどなかった。私は、その場で全員と対面して、自分のスポーツキャリアにおいて成績をあげるために薬物を摂取したことは一度もない、ということを説明した。」

「2008年に何が起きえたのか考えながら、眠れない1ヶ月以上が続き、しかし私は何も摂取していないということを確信した。今回の通告によって初めて私は、その薬剤が何なのか詳しく学ばなければならなかった。それは人を緩和し、衰弱させ、体重を減らせる、といった説明を受けた。そんなものを私が必要だったことはない。誰にそれが起きたというの?またそれは他の薬物を捨てるために使われることもあるという。でも私の検体にはそのような痕跡はない。いったい誰が世界大会でそんなものを使おうとするのか。」

「私は、検体の取り扱いと輸送について再確認するよう願いを出した。私はそれらの予備を持っている。そのため2回目のチェックを依頼した。」

「当時の私の医師とコーチだけが、私の行動と規律を証明することができる。キューバでの検体を再確認する依頼も出したが、それはできなかった。」

メダルの剥奪は、このアスリートを悩ませており、このままでは回復できないと言い切る。

「もうメダルは剥奪されたし、これからくるであろう懲戒も問題ではない。私はここキューバで、五段階以上のドーピング検査をクリアしてきている。国際陸上競技連盟(IAAF)や国際アンチ・ドーピング機構(WADA)などによるもので、私はつねにクリーンな状態だ。」

「私の心が痛むのは、家族が今週木曜日にテレビでこのことを知ったことだ。私はといえば、友人から日中に知らせてもらった。それ以前にはInder(キューバスポーツ協会)から電話も訪問もなかった。私は非常に不満だ。誰も私に質問しに来ていないし、話を聞きに来てもいないからだ。私は孤独を感じている。私は子どものときからスポーツに身をささげてきた競技者だ。国のためにメダルを獲得してきて7年になる。妊娠していったんリタイアしてまた復帰した。休みなくトレーニングしてきて、これら五輪での競技を満足に感じていた。」

「リオ五輪のあとは引退しようと考えていた。もう1年だけやって、そのあと去ろうと。でも、もう私はトレーニングするつもりはない。それをする気力がもう私にはない。今回のことは私にとって、そして私の家族、友人、国民にとって大きな不名誉である。ひとの人生には説明しえないことがあると私は常々言ってきた。非難されるまえに、正面から銃撃を受けたほうがいい。」

「トラックでキューバ国旗を掲げて歩むことほど楽しいことはない。つねに私は革命に殉じてきたし、それが私の真実です」。

バリオスの主な戦績

2007年大阪世界陸上銀
2007年リオ・パンアメリカン金
2009年ベルリン世界陸上銀
2010年カディス・イベロアメリカン銀
2011年テグ世界陸上銅
2011年グアダラハラ・パンアメリカン金
2012年ロンドン五輪銅
2012年ベルリングランプリ金
2013年モスクワ世界陸上銅

Yarelis Barrios: “Me he sentido sola”
http://www.guerrillero.cu/index.php/noticias/pinar-del-rio/10177-yarelis-barrios-me-he-sentido-sola

Yarelis Barrios: “El único doping que conozco es el sol que he cogido en la pista”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/09/03/yarelis-barrios-el-unico-doping-que-conozco-es-el-sol-que-he-cogido-en-la-pista/#.V9OHAVuLTIU



posted by vivacuba at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba
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