キューバ医学情報センター（Infomed）による新型コロナウイルス情報アプリ画面
Granma、2020年3月5日
現在までキューバは新型コロナウイルス感染事例ゼロを維持している。同感染症ではすでに世界73か国で9万850人が感染しており、そのうち3100人以上が死亡している。この死者のうち166人は、このウイルスが当初広がった国、中国以外で報告されている。
まだ感染者が確認されていない段階で、キューバの保健システムはその警戒を行っている。これらは、より大きな災難を避けるために、教育的および予防的手順で行動することができる一次レベルの社会モデルに基づいた、予防医学の実践にその本質を持っている。
これは、この国では誰も見捨てられないという原則に基づいている。また、この状況に対処するための専門病院と診断方法、さらには世界各地の緊急事態で活動したことのある医師たちの経験とプロフェッショナリズムも備えている。
この警戒はキューバがさまざまな課題に立ち向かった際の特徴であり、米大陸に119人の感染者がいるなら、なおさら準備し、情報提供されている状態が必要である。アルゼンチン（1人）、ブラジル（2人）、カナダ（33人）、チリ（1人）、エクアドル（7人）、メキシコ（5人）、ドミニカ共和国（1人）、米国（66人）、およびフランスの海外領土サン・バルテルミー（1人）とサン・マルタン（2人）が、世界保健機構（WHO)の発表による、感染者が判明している国々である。
すべての国にとって新型コロナウイルスの感染リスクはとても高い、とWHOは見ており、キューバ社会システムが提供しているセキュリティは名高いとはいえ、今回の世界的な感染状況に対しては、誰も無責任に行動すべきではない。
米大陸感染者119人の国別内訳
*参考：キューバ医学情報センターによる新型コロナウイルス情報サイト
キューバTV（2020年3月4日）
Cuba sin Covid-19, pero preparada
http://www.granma.cu/cuba/2020-03-05/cuba-sin-covid-19-pero-preparada-05-03-2020-00-03-21
