2020年01月12日
カマグエイ 1勝1敗のタイに ヨシマル・コウシン8回3安打無失点 キューバ野球リーグ決勝第二戦
ヨシマル・コウシン
JIT、2020年1月12日
ヨシマル・コウシンの快投とタイムリーな攻撃でカマグエイがきょう第59期キューバ野球リーグ決勝でマタンサスにタイに追いついた。
昨日の初戦で3対5と敗れたカマグエイチームは、本拠地カンディード・ゴンサーレス球場をふたたび満員にした大観衆に対し、8対0の完勝で応えた。
初回に3点、8回に5点をあげたカマグエイは、決勝戦を1勝1敗のタイとし、少なくとも第五戦まで伸ばす重要な勝利を果たした。
カマグエイは初回に、マタンサスの先発でベテラン右腕のノエルビス・エンテンサから3得点を奪った。
この回、ヨルビス・ボロートとヨエルキス・ギベルトの安打のあと、アレクサンデル・アヤラが中堅手の失策で二塁に出塁した(1得点)。
続いて、レスリー・アンダーソンが敬遠で出塁し満塁となり、マタンサス三塁手の手痛い野手選択が生まれた(1得点)。
引き続き満塁の状態で、ロイデル・チャペリーJRが中堅に適時打で、この回3点目をあげた。
その後、コウシンと、エンテンサ、ミゲル・ラエラ(マタンサスの救援1番手)がそれぞれ無失点を続けたが、マタンサスにとって決定的となる8回がやってきた。
カマグエイ打線が、レオネル・セグーラの安打、ルイス・ゴンサーレスの三塁打(1得点)、ジェンドリィ・テジェスとヤンミチェル・フローレスの四球、サンティアゴ・トーレスの二塁打(3得点)、アヤラの二塁打(1得点)で5得点をあげた。
コウシンは8回を投げ、3安打2死球6三振の好投だった。制球とスピードが冴えていた。エンテンサは5回1/3を投げ6安打、3失点、1三振、5四球で敗戦投手となった。
試合後の記者会見でマタンサスのアルマンド・フェレール監督は、特にエリスベル・アルエバルエナ、セサール・プリエト、ユリスベル・グラシアルら打撃陣の不振を指摘した。コウシンの働きを賞賛したフェレール監督は、火曜日のビクトリア・ヒロン球場での先発を左腕ヨアンニ・ジェラとすることを発表した。
一方でフェレール監督は1勝1敗のタイという結果を肯定的に評価し、本拠地で良い結果を出すことを展望した。
カマグエイのミゲル・ボロート監督は、弱冠21歳の先発コウシンを賞賛し、初戦の敗北は救援陣起用に関する首脳陣のミスであると語った。
ボロート監督はサンティアゴからの補強サンティアゴ・トーレスの貢献を強調し、今後指揮するキューバ代表チームの二塁手として評価した。明日火曜日の敵地での先発については右腕ヤリエル・ロドリゲスを指名した。
コウシンは記者団に対し、きょうの最もよかった点はコントロールだと語った。数日前にラティーノアメリカーノ球場でインドゥストゥリアレスを抑えたのもその武器であった。
決勝戦は火曜日から木曜日まで、キューバのアテネと呼ばれるマタンサスでおこなわれる。
「ワニのひき肉売ってます」*ワニはマタンサスチームのキャラクター
マタンサス対カマグエイ 決勝第二戦(2020年1月12日)
Yosimar "cosió" a Matanzas en final beisbolera
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=136760
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