2019年10月31日
オスカル・ルイス・コラース インタビュー サンティアゴ・デ・クーバの優勝を目指す
オスカル・ルイス・コラース
JIT、2019年10月31日、Rosa María Panadero記者
日本プロ野球リーグの王者チーム「ソフトバンク・ホークス」のファームでの3年間のあと、サンティアゴの才能ある野球選手オスカル・ルイス・コラース・レオンは今年6月24日に同球団の一軍に昇格した。
ホークスの選手育成プログラムによるファームにおける道のりでは、47試合でリーグ2位の打率(.296、179打数53安打)、9本塁打、36打点をあげ、さらにリーグトップの二塁打数(12本)を記録した。
「このファームでの期間は私の野球選手としての成長にとって不可欠だった。とても感謝している。特に日本人と韓国人のコーチには、私がここサンティアゴで野球を始めて以来持っていた技能を磨く手助けをしてもらった」。
「そのあと打者としてのキャリアを発展させるよう勧められた。というのはファームでは投手としても活動していて、90マイルを超える速球を投げていたから。でも日本では投手部門でいい結果が残せなかった。この二刀流から抜け出せたのは良かった」、と21歳の若者コラースは笑顔で話した。
コラースは今年8月に日本リーグの一軍でデビューした。ソフトバンクの本拠地球場で、初打席でソロ本塁打を放ち、西武ライオンズに対する勝利に貢献する、華々しいデビューだった。コラースはその試合を4打数1安打で終え、打率を.250とした。
「少し緊張した。屋根付きの球場でプレーしたの初めてだったし、おまけに満員の観客だった。コーチが近づいてきて、きょうおまえは一軍でデビューするんだぞ、と言ったんだ。その試合は9番打者としてスタメンでプレーして、同じキューバ人の同僚グラシアル、デスパイネ、モイネロ、アリエル・ミランダたちと一緒にできてとても良かった」。
「いま自分の責任は増えている。なぜなら向こうで続けるために自分を成長させ続けなければならない。だって契約が伸びるか、終わるかは、自分の成績次第なんだから」、とホセ・マルティ地区生まれの若者コラースは語った。
オスカル・ルイスは、キューバ代表チームを夢見ており、国際大会でキューバを代表することが自身最大の憧れであると全く躊躇なく認める。
この点についてコラースはこう話した。「下部カテゴリでは、9-10歳からユースまで、キューバ代表にいることができた。今年はプレミア12で成人代表チームでのデビューがかなえられるはずだった。でも残念なことに日本から負傷して帰国した。左手の親指に問題があって、もう今はほとんど治りかけているけどね。落ち込んだけど、ヨエルキス・ギベルトに自分と交代する可能性が与えられて、誇りに感じているし、彼にはこれを利用してほしい。だってこの大会でのサンティアゴの代表者になるんだから」。
第59期キューバリーグでのサンティアゴ・デ・クーバの抱負について、左打ちコラースはこう話した。「まだ退院の許可は下りてないけど、チームを応援するためにダウアウトにいるつもりだ。たぶんもう少し先で、私には守備でも打撃でも多くの責任が与えられるだろう。チームは二次ラウンドでいいスタートを切れていないが、一次ラウンドではとびぬけていた。いまチームはギジェルモン・モンカダ球場に戻るし、これから勝利の道を再開することを期待している。ファンの応援をお願いする。われわれはリーグ優勝を争うために全力を尽くすから」。
恥ずかしがり屋で人のいい同志であり、試合のグラウンドでは大胆なオスカル・ルイス・コラース・レオンは、献身と規律をもとにして、サンティアゴとキューバの野球界のすぐれた代表選手のひとりになるために、自身の道のりで成長を続けていくにちがいない。
オスカル・ルイス・コラース
オスカル・ルイス・コラース、プロ初打席初本塁打(2019年8月18日)
Oscar Luis Colás: la avispa “japonesa”
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=133292
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