2019年10月03日
チェ・ゲバラの別れの手紙 フィデル・カストロによる朗読から54年
チェの別れの手紙を朗読するフィデル
Cubadebate、2019年10月2日
クーバデバテと「フィデル思想の戦士」サイトはきょう、いまから54年前の1965年10月3日にキューバ共産党中央委員会でフィデル・カストロ最高司令官によって朗読されたチェ・ゲバラの別れの手紙を回想する。
「この中央委員会にはひとつの空席がある。最高レベルで必要とされるあらゆる功績と美徳を備えながら中央委員会メンバーのなかに姿が見えない人物がいる」、とフィデルはあの夜、キューバ革命の歴史のなかでつねに語られるチェの手紙を発表するにあたって述べた。
国民とフィデルへの自身最後の思いをささげたチェの言葉を回想するために、その別れの手紙の一部を掲載する。
チェの手紙(抜粋):
世界のほかの土地が私のささやかな努力の参加を求めている。キューバを率いている責任から君には許されないことを私はおこなうことができる。私たちが別れるときがやって来た。
喜びと苦しみの入り混じった気持ちでそうすることを知ってほしい。私はここキューバに、建設者としてのもっとも純粋な希望と、私が愛するなかでも最愛の人たちを残していく。そして、私を息子として認めてくれた人民を残していく。私の魂の一部が切り裂かれる思いだ。私はその新しい戦場に、君が叩き込んでくれた信念、わが人民の革命精神、最も神聖な義務、つまりどこにいようとも帝国主義に抗して戦うこと、を成し遂げるのだという感情を携えていく。これはいかなる傷もやわらげ、十分に治してくれる。
繰り返すが、私はキューバをあらゆる責任から解放する。その手本に拠っていること以外は。もし別の空の下で最終的なときを迎えるとき、私の最後の思いはキューバの人民、そしてとりわけ君に向けられるだろう。君の教えと手本に感謝している。それらに最後の行動まで忠実であるよう努力する。私はわれわれの革命の外交政策につねに一体化してきたし、そうあり続ける。私はどこに留まろうともキューバの革命家として自覚し、そのように行動する。子どもたちや妻に物質的なものは何も残さないが心苦しくはない。そうであることを喜んでいる。彼らのことで私が頼むことは何もない。生活と教育に必要なことは国家が与えるだろうから。
君や国民に言うべきことはたくさんあるのだろうが、それはもう必要がないと感じる。言葉は私が欲していることを表すことができない。紙を汚す価値はない。
永遠に勝利まで。祖国か死か!
あらゆる革命的情熱をもって君を抱擁する。
チェ
(抜粋終わり)
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フィデルによるチェの手紙の朗読:
Che Guevara: "Mi último pensamiento será para este pueblo" (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/especiales/2019/10/03/che-guevara-mi-ultimo-pensamiento-sera-para-este-pueblo-video/#.XZXrP0YzbIU
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