Juventud Rebelde、2019年5月24日、Norland Rosendo記者
メキシコでの親善対抗戦からの帰国後、ハバナで代表候補チームのメンバー大半が集結するが、そこではサンクティ・スピリトゥスの有望投手ロベルト・エルナンデスの加入が有力視される。またチームがカンナムリーグにも米国大学生選抜との対抗戦にも行けない場合の代替案が予定されている
リマでのパンアメリカン大会に出場するキューバ野球代表チームを構成することになる代表候補チームのメンバーの大半は、メキシカンリーグのチームと最低3試合おこなうために来週火曜日にサン・ルイス・ポトシーに渡航する28人のグループが帰国したあと、ハバナのラティーノアメリカーノ球場に集合する。また、才能あふれるサンクティ・スピリトゥスの投手ロベルト・エルナンデスもこのトレーニングに加わる可能性が非常に高い。
現在U23リーグの勝利数と奪三振部門でトップに立ち、防御率も上位に位置している若者エルナンデスが来月、レイ・ビセンテ・アングラーダの指揮下で取り組むグループに召集される可能性があることを本紙は知った。というのは彼の名前がリマでのパンアメリカン大会の主催者に送られた事前リストに含まれていたからである。
アングラーダは筆者に対し、フレデリク・セペダ、ロエル・サントス、フレディ・アシエル・アルバレス、ヨスバニ・アラルコン、ラサロ・ブランコや、今回メキシコに行かず、海外での契約をしていない、代表候補のほかの選手たちも参加しなければならない、と話した。
今度のメキシコでの対抗戦は、今年の代表的な2大会である、パンアメリカン大会と、プレミア12に向けたトレーニングのために計画された戦略の一環である。前者ではキューバは2007年以来優勝していない。また後者では米大陸トップのチームに五輪出場権が与えられる。
しかし、リマ大会以前に予定されている残りの日程には変更が起きる可能性がある。というのは、駐キューバのカナダ大使館が査証手続きをキャンセルしたからであり、そのことは、6月14日から30日までの21日間で19試合を予定しているカンナムリーグでのキューバチームの参加を困難にさせるものである。
このあと、同じキューバチームは、7月2日から6日にかけてノールカロライナ州で米国大学生選抜チームとの伝統的な親善対抗戦をおこなう計画があるが、駐キューバの米国大使館も査証手続きを受け付けておらず、キューバチームはカンナムリーグに向けてカナダ国内にいるときに申請しようと考えていた。
この状況は、わが国の野球当局に、リマに向けたトレーニングを完全なものにするための代替案を見つけることを強いる。キューバ野球局長のヨバニ・アラゴンは本紙に対し、北米地域での遠征が最終的に休止になった場合に備えて、対抗戦を準備するために中南米地域の数カ国と手配をおこなっているところだ、とコメントした。
ニカラグアの通信社は、パンアメリカン大会に出場する同国チームがキューバチームとの対抗戦を6月26日から30日にかけてマナグアや他の国内都市でおこなう可能性が非常に高い、と報じた。
また、リマに出場するドミニカ共和国チームが7月15日から19日にかけてハバナで数試合をおこなうことは確定しており、さらにはパナマでの数試合も検討されている（同国はリマ大会の出場権は得られなかったが）。
アラゴン局長は、カンナムリーグとインターカウンティリーグの各チームと今季の契約をしているキューバ選手7人は、メキシコでその査証を申請している最中であり、その費用は契約チームが負っている、と説明した。
カンナムリーグのケベック・キャピタルズに加入する3人の選手、ヨルダン・マンドゥレイ遊撃手、スタイレル・エルナンデス外野手、ブラディミール・ガルシア投手は先週、メキシコに渡航した。現在その申請が承認されるかどうか知るためには2〜4週間待たねばならず、承認された場合は、パスポートに査証スタンプを押してもらうために再びメキシコに向かう。
インターカウンティリーグに参加する4選手、ヨアンニ・ジェラ、ミゲル・ラエラ、ヨエン・ソカラース各投手とヨルビス・ボロート遊撃手は数日中のうちに同じ目的でメキシコの首都に向けて出発する、とアラゴン局長は述べた。
*参考：
駐キューバ カナダ大使館のページ
駐キューバ米国大使館のページ
Y si no se puede ir a la Liga Can-Am.... Cuba gestiona duelos con rivales de la región
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2019-05-24/cuba-gestiona-duelos-con-rivales-de-la-region-para-completar-preparacion-rumbo-a-lima
