2019年02月07日
アルフレド・デスパイネ インタビュー MLBは今のところ念頭にない
アルフレド・デスパイネ
Cuba Si、2019年2月7日、Joel García記者
なんら誇張なしに、アルフレド・デスパイネは第61回カリビアンシリーズにおいてもっともメディアの注目を浴びているキューバ野球選手である。
この大会に派遣されさまざまなテーマに関心を持つ記者たちから数多くのインタビューを依頼されている。大会では、ラス・トゥナス打撃陣の先頭に立っており(8打数3安打3打点、打率.375)、球場の内外で子どもたちにサインボールをプレゼントしている彼の姿を見ることができる。
「子どもたちに一緒に写真を撮るよう頼まれるのはとても大きなモチベーションになっている。私も子どものころはそうするのが好きだったからね。そのことが前進するエネルギーを与えてくれるし、いつも私は子どもたちや皆から写真を頼まれると受け入れるようにしている」、とデスパイネは話し始めた。
今大会に向けたトレーニングについては、グランマで1ヶ月ほどトレーニングをして、約10kg体重を減らすことができた、と語った。「今回はいい大会をすごしている。この大会が終わったら日本に戻って、9ヶ月の長いシーズンが待っているから、向こうでトレーニングを続けることになる。」
現在参加しているチームについて意見を求められると、倫理と真実性を優先する。「ラス・トゥナスは今季キューバリーグの開幕から決勝までしっかりプレーする術を知っていた。だから彼らは王者なんだ。打てて(ここパナマでは本来の力を出せていないけれど)、すぐれた投手力があるチームで、守備も良い。」
「このチームが持っている基本はモチベーションで、さらに選手たちや首脳陣の願いや奉仕がある。これに補強として加わったわれわれはチームをさらに強固にした。あとはメキシコ戦のときのように楽しみながら勝つための落ち着きが必要なだけだ。」
- これまで参加したカリビアンシリーズでのチームと比べて今回のチームはすぐれていますか。
キューバのすべてのチームはすぐれていたと言える。というのは大会ごとに学ぶべきことがあるし、敗北からも学ぶべきことがある。ここで対戦する選手は皆プロだから、あらゆるミスが勝敗の命取りになりうるんだ。
- この大会でのあなたの過去の成績(81打数16安打、打率.197)から不安があったが。
自分の数字を改善するのも、チームが勝つのも、その勝利に貢献するのも、私は心配していない。自分の数字を改善したり、チームが負けたりするために、私は何もしない。そのメンタリティをすべての野球選手や、スポーツ選手は持つべきだろう。数字は何の意味もない。たとえ打率が.100であろうとバントで勝敗が決まったり、優勝したりすることだってあるんだ。日本プロリーグでの経験のおかげで私は、数字は重要でなくチームが勝つことが重要だということを学んだ。
- この大会の形式は好きですか。
カリビアンシリーズはその形式と、それがおこなわれる期間のために、とても複雑な大会になっている。以前は4試合のリーグ戦に勝って、それから準決勝に行けた。いまはグループ戦である程度結果は出るが、しかし公平ではない。それが承認されたシステムなのだから、私たちがいま関心を持たねばならないのはただ勝つことだけだ。
- デスパイネは、リマのパンアメリカン大会と、プレミア12に出場しますか。
パンアメリカン大会に出る許可はもらっていないが、プレミア12は可能だ。日本リーグはその大会の1週間前に終わる。プレミア12には準備万端だと思う。
私の契約は今季までだ。今季が終わったらあと状況を確認して、同じモチベーションが続いていれば
もしその可能性が与えられれば、もう一度契約するかもしれないが、それは長い期間にはならない。1年か2年の契約にしたい。家族と離れて3年は長すぎるから。
- キューバとMLBの協定のあと、大リーグのことを考えていますか。
自分を試してみたいとは思うけど、いまは念頭にないね。
DESDE EL ROD CAREW: !Despaigne, el grande!
http://cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/88803-desde-el-rod-carew-%C2%A1despaigne-el-grande
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