2018年12月03日
ユリスベル・グラシアル 自由契約選手に ソフトバンクとの契約更新されず
ユリスベル・グラシアル
La Demajagua、2018年12月3日、ACN
今季日本一のメンバーとなったキューバ野球選手ユリスベル・グラシアルは、ソフトバンク・ホークスとの契約が終了し、来季への更新はなされず、今季残した成績からすると意外な、自由契約選手という結果になった。
このニュースは、同選手が日本野球の最高峰リーグで残したすぐれたパフォーマンスから、大きな注目をあびている。グラシアルはレギュラーシーズンで打率.292、54安打、うち6二塁打、1三塁打、9本塁打を打った。
54試合に出場し、30打点、29得点、15四球、34三振だった。
キューバ代表メンバーに何度も選ばれているグラシアルは、日本シリーズと呼ばれる決勝ラウンドでほぼ常時レギュラーとして起用された。それはチームの信頼のあらわれとしてみなされ得るもので、グラシアルはそれを得て同国のプロリーグでデビューした。
グラシアルのホークスとの最後の場面は、広島カープとの日本シリーズでチームの日本一を決めた本塁打だった。低めの変化球を打ち、左翼席に運び、2対0と、決定的な得点をあげた。
カナディアン・アメリカンリーグ(カンナムリーグ)への出場経験もあり、三塁と外野を守れる同選手は、キューバ野球リーグ(SNB)二次ラウンドの補強選手に選ばれているが、それが実行されるかどうかはまだ発表されていない。
サンティアゴのオスカル・ルイス・コラースは、すでにオルギンに加入しており、日本での契約選手のなかで、今季SNBに加わった唯一の選手である。
複数のデジタルサイトが報じたところによると、ホークスにいるほかのキューバ選手、アルフレド・デスパイネ外野手とリバン・モイネロ投手は、過去2シーズン王座を達成している同チームに残留する、とみられている。
デスパイネは今季日本リーグのレギュラーシーズンで29本塁打、97安打(うち15二塁打、1三塁打)、74打点、62得点をあげ、さらにプレーオフで3本塁打、うちカープとの日本シリーズで2本塁打を放っている。
モイネロはレギュラーシーズンで49試合に登板し、5勝1敗、31被安打、57奪三振だった。
今回、日本リーグにいるラテンアメリカ系野球選手のうち合計7人が、来季の自チームから戦力外になった。そのなかには、提示された新契約の条件が合わなかった選手たちもいる。
Cubano Yurisbel Gracial queda fuera de los Halcones de SoftBank en Japón
http://lademajagua.cu/cubano-yurisbel-gracial-queda-los-halcones-softbank-japon/
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