2018年09月15日
ホセ・カルロス・ロドリゲス インタビュー ビジャ・クララの19歳新人長距離打者
ホセ・カルロス・ロドリゲス
Juventud Rebelde、2018年9月15日、Norland Rosendo記者
ホセ・カルロス・ロドリゲス: キューバ野球リーグでの彼の初打席は代打だった。彼は強くミートし、その打球のすぐれた軌跡をサンディーノ球場の多くの人びとが目撃した。
すでに彼は投手としての能力を日本のスカウトに示した。彼は時速90マイルを超える速球を持つ左腕だが、スイングする力も非常に高く、彼についてエドゥアルド・パレ監督は賞賛を口にしている。しかしこのビジャ・クララの野球選手ホセ・カルロス・ロドリゲスはこれまでジュニアやユースのカテゴリでもキューバ代表になったことが一度もない。彼は、今季2番打者の正外野手としてデビューした、無名の名選手である。
キューバ野球リーグでの彼の初打席は代打だった。彼は強くミートし、その打球のすぐれた軌跡をサンディーノ球場の多くの人びとが目撃したが、審判はファウルゾーンだったと宣告した。これが、マニカラグア生まれの弱冠19歳の若者が、ビジャ・クララのラインナップに必要とされるパワーヒッターの1人になりうるというアナウンスになった。
- 何歳から野球を始めましたか。
7歳のときに始めた。
- 自身のスポーツとしては野球が唯一のものですか。
全部好きだし、ほかのもやってみたいとは思うけど、野球に専念するためにこれだけ。
- もう日本のスカウトのトライアウトに参加したというのは本当ですか。
うん、でも投手としてだけ。
- きみは時速90マイルを超える速球を放る左投げだ。わが国の野球にはそのような条件を備えている才能ある選手は多くない。
でも自分は打って守っているときがいちばん居心地がいいんだ。確かに年少カテゴリでは投手でもあり、投打両方をやっていたけど。どちらかに決断するのは苦労しなかった。
- きみはまだとても若い。ビジャ・クララの成人チームに入るためにユースから出たばかりだ。その変化はきみにとってとても激しかったのでは。
少しね。U23リーグにもいたけど、とても早かった。でもコーチ陣や同僚たちがとても助けてくれる。教えてくれ、アドバイスをしてくれ、われわれはひとつの家族だ。
- きみは本塁打を3本打っている。まだ四球がなく、三振が16回あるが(昨日の試合前段階)。きみは大きいのを目指して打ちにいっている?それとも自然に打てている?
出塁することを目指しているけど、スイングの大きな加速力で長打が生まれている。ただ、バッターボックスでの規律について多くを学ばないといけない。悪球を我慢できずに打って三振が多いから。この面でトレーニングに集中している。
- 打席ごとにどのような準備をしていますか。
ベンチから投手を観察している。そのあとネクストバッターズサークルで、どのように、どの角度から投げられているか、投球をチェックする。そして首脳陣からの指示内容をおこなうよう努める。
- こんなに早くレギュラーになると思っていましたか。
正直に言うと、思っていた。そのためにしっかり準備したから。大きな課題には変わりないけど。
- 2番という打順は好きですか。それともいつか3番、4番、5番に起用されることを目指していますか。
いまそのことは心配していない。起用された打順でつねにしっかりやることを心がける。
ホセ・カルロスはわが国の野球リーグでフォローすべき有能選手の1人としてみなされている。ただボールを強く叩くだけでなく、飛距離も出せる。走塁もとても早く、強い肩を持ち、守備範囲も広い。
もしかするとキューバは別格の左腕投手を失うかもしれない。ぜひ、この国で生まれ、ホセ・カルロスの母方の土地グイニア・デ・ミランダで野球選手としてデビューしたあの選手のような打者が誕生することを願う。これはこの新人選手と「エスカンブライの巨人」アントニオ・ムニョスとの見えざるつながりだろうか。
Otro guajiro bajando del Escambray
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2018-09-15/otro-guajiro-bajando-del-escambray
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