オルガ・タニョン、2018年9月のハバナ訪問の様子
Cubadebate、2018年9月20日
プエルト・リコの歌手、オルガ・タニョンはいま、新たなビデオクリップ撮影のためにキューバに滞在している。ドミニカ共和国の有望新人メレンゲ歌手・作者として知られるガブリエル・E・ラミレス・パガンが同行している。
キューバでは「ラ・タニョン」と呼ばれているオルガは以前この若きアーティストと共演しており、現在ガブリエルは、トロピカルとアーバンを結合させた自作「コントラ・コリエンテ」のプロモーションをおこなっている。
ガブリエルは、直近のソベラノ賞で、メレンゲ部門の主要な各賞を受賞し、楽曲「パ・ノソトロス・ドス」で最優秀年間ビデオ賞を受賞した。
オルガ・タニョンが、とても愛され、数多くのファンがいるキューバに渡航したのは今回が初めてではない。メレンゲやその他トロピカルジャンルのスター歌手オルガは、「国境なき平和」コンサート(2009年)に出演し、そこからキューバと強い関係を築いてきた。
ハバナ市のホセ・マルティ革命広場でおこなわれたそのコンサートでオルガは、次には無料コンサートを提供するために戻ってくるとキューバ国民に宣言した。2015年にオルガは、ハバナ市とサンティアゴ・デ・クーバ市で大観衆を前にステージを披露し、さらにいくつかの文化施設や教育センターを訪問した。
グラミー賞を2回、ラテン・グラミーを3回受賞しているタニョンはこれまでキューバで2つのビデオクリップを撮影している。ひとつは音楽家で映像作家のXアルフォンソによる「ビボ・ラ・ビダ」、もうひとつはキューバのアーティスト「クーバ・リブレ」とデスセメル・ブエノと共演した「トゥ・エレス・ラ・ラソン」である。
オルガはネット上でキューバに関する以下のメッセージを公開した。
9年前のきょう、多くの人の人生にとってもっとも重要なコンサートが実現した。「国境なき平和」!。この歴史的な平和コンサートについては多くの人がわれわれを思いとどまらせようとした。しり込みした人もいれば、勇気のない人もいたが、最終的に出演を決断し、ステージに立ったわたしたちは、数時間にわたってコンサートを展開し、永遠の信頼の証として、歴史が不合理で失敗したと証明した経済封鎖・禁輸の撤廃を訴えた。キューバ内外の数百万人の兄弟姉妹家族友人たちの利益のために、この状況への平和的解決がすぐに見つかるとわたしたちは信じている。ヒューマニズムの分断ではなく統合に道を開きましょう。信頼を!
今回「火の女」(オルガの愛称)のキューバ滞在は短いものとなる。9月29日には米国ニューヨークのリーマン・センターで「ザ・ワン&オンリー・コンサート」が予定されているためである。オルガは10月5日にもハリウッドのハードロックライブで、コロンビアのバジェナート(コロンビアの大衆音楽)の歌手・作者のホルヘ・セレドンと初のステージを披露する。
(エル・ヌエボ・ディアの情報による)
Olga Tañón visita La Habana para filmar un nuevo video
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/09/20/olga-tanon-visita-la-habana-para-filmar-un-nuevo-video/#.W6TXrtczbIU