2018年09月07日
日本人移民120周年を祝う キューバ
Radio Rebelde、2018年9月7日、Yaicelín Palma Tejas記者
最初の日本人移民が120年前キューバにやってきた。1898年にキューバに到着したのは、沖縄、鹿児島、熊本、福岡、広島、長野、新潟、福島、宮城からの人たちだった。
そこでキューバは、最初の移民たちと、現在キューバ全土に約1200人を数え、農業、企業経営、芸術、報道各分野での労働に従事する「ニッケイ」と呼ばれるその子孫たちによって、ここカリブの土地に根付いた象徴的な国民の文化への尊敬と賞賛のしるしとして、日本列島の住人たちの到着を特筆するための活動プログラムによって、この重要な事実を祝うものである。
移民3世の1人で、キューバにおける日本人入植地の管理委員会メンバーのスサナ・オジェ・ラリナガによると、2018年にはハバナでさまざまな活動が展開され、なかでもキューバに住む117家族からの写真を展示する展覧会「キューバにおける日本人登場の写真記憶」は特筆される。また、小説とノンフィクション両ジャンルの文学コンクールが開催され、子孫だけでなく、日本文化の愛好者も参加した。来週日曜日には国立劇場で日本人子孫の音楽家とキューバ人音楽家によるコンサートが開かれる。
年が経つにつれてキューバでの日本文化は大きな高揚期に達している。それは子孫だけでなく一般の人びとも魅了されているからであるが、キューバでの日本文化の特徴についてスサーナは、日本食専門の場所がいくつかあるし、人びとがアニメの変装をするコスプレのフェスティバルもおこなわれる、と話す。
この若者は自身のルーツについて、祖父が1924年にキューバにやってきて、その年から1926年まではキューバへの日本人移民の到着が最多の時期だった、と話す。祖父ははじめイスラ・デ・ラ・フベントゥで暮しはじめ、そのあとマタンサスに移動し、そこで沼地を肥沃な土地に変えたのは、彼の最大の功績だった。その後ハバナに到着し、耕作を続けた。
世界で最大の日本人移民共同体はブラジルにあり、およそ150万人が暮している。これに米国とペルーが続く。キューバではそれほどの数ではないが、その存在は国民のなかにとても根付いており、120年前にキューバに定住することを決断した人たちの文化を享受している。
Japoneses en Cuba, 120 años después
http://www.radiorebelde.cu/noticia/japoneses-cuba-120-despues-20180907/
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