2018年09月01日
ヨルダン・マンドゥレイ オルギンの英雄
ヨルダン・マンドゥレイ
Radio Juvenil、2018年9月1日、Iraldo Leyva Castro記者
「シーズン最優秀スポーツ選手としてふたたび選ばれることは、私を何度でも興奮させて止まない。それは活躍し続けて、国民との約束を果たし続けていることの証明だ」、と野球選手のヨルダン・マンドゥレイ・エスカローナは今年2018年のはじめに、バヤモ市のマルティレス・デ・バルバードス球場から電話でわれわれに語った。オルギンのカリスト・ガルシア市において前年度もっともすぐれた活躍をしたスポーツ選手に選ばれたときのコメントである。
これらの発言は、ミル地区近くのラ・ロサル地域で32年前の2月に生まれたこの謙虚な野球選手の人物像と業績をさらに大きなものにさせる。
このすぐれた遊撃手がここ10年間で達成した業績はいくつもあるが、そのなかには、3度のキューバリーグ制覇がある。これはどれも他県のチームとの達成ではあるが、3度の王者獲得はオルギンの選手としては唯一の存在である。1度目は2013年のビジャ・クララへの補強として、2度目と3度目は2017年と2018年のグランマへの補強としてである。
キューバリーグ13年間で通算打率.305、30本塁打を記録し、2012年にはオルギン球団最多記録となるシーズン130安打を達成。この年は96試合に出場し、.351の高打率をマーク。オルギン球団で通算1000本安打を記録している数少ない選手の1人である。「エル・マンドゥ」の愛称を持つマンドゥレイは、キューバ野球リーグ史上最高の遊撃手の1人と目されている。
国際舞台でのマンドゥレイの成績は評価に値するものだ。2015年カナダでのパンアメリカン選手権は銅メダル、2014年メキシコでの中米カリブ選手権は最終戦で主役を演じ金メダル、最近のコロンビア・バランキージャ大会は銀メダルを獲得している。
身体文化の学士号を取得しているこの温和な青年は、カリビアン・シリーズにキューバが復帰して以降の5大会のうち4大会に出場しているが、人生のめぐりあわせで、王者となったピナール・デル・リオのチームには参加していなかった。2015年のプレミア12と、2017年のWBCにもキューバ代表として出場している。
ヨルダンの輝かしいキャリアの中には、日本、中華台北、メキシコ、ニカラグアでの対抗戦や、米国大学選抜との対抗戦という重要な代表戦も含まれている。
ここ4年間のカナディアン・アメリカン・リーグ(カンナム)への参加は、彼のキャリアにおいて多くの輝きを放っている。とりわけ2017年はケベック・キャピタルズとともにリーグ制覇を達成する格別の1年となった。そのすぐれたパフォーマンスによって彼は、守備と打撃の両部門でベストナインに選ばれた。これは同リーグでわずかな選手しか達成していないものだ。
「マンドゥ」にとって野球とは、彼が語ってくれたことによると、職業であること以外に、大きな情熱であり、それは決して二人の息子や妻、家族、友人たち、そしてもちろん国民やすべての人びとに対する愛とは比較しえないが、愛情と尊敬に満ちた永遠の責任と使命である。
Yordan Manduley, largo jonrón de modestia y virtuosismo
http://www.radiojuvenil.icrt.cu/noticias/deportivas/5104-yordan-manduley-largo-jonron-de-modestia-y-virtuosismo
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