2018年08月14日
米国・英国・ドイツの専門家 キューバでの音響攻撃の存在に疑問を呈する 集団ヒステリーの可能性を指摘
世界のさまざまな分野の専門家たちは、駐キューバの米国大使館での音響攻撃の発生を否定している
Cubadebate、2018年8月14日、PL
米国の著名な雑誌にきょう(8月14日)、米国大使館員がキューバで奇妙な脳損傷を受けたとする研究に疑問を呈する科学者10人による書状が掲載された。
この専門家たちは米国医師会雑誌(英名:JAMA)に送った書状のなかで、同誌に今年2月に掲載されたレポートの筆者たちは、大使館員から報告された症状の考えられる原因のひとつとして、集団ヒステリーを含めていない、と表明した。
一般的にそのような「大規模な心理的勃発」は、高ストレスの環境のなかで起こり、関係者全員が似たような実際の身体的症状を示し始める、と専門家たちは書状で表明した。デジタルサイト「バスフィード」が引用した。
米国、英国、ドイツの専門家たちは、米国政府によって委託され、ペンシルバニア大学のチームによって作成された医療報告書に対し、以上のように言及した。
その調査によれば、駐ハバナの米国大使館スタッフは、家庭やホテルで奇妙な騒音を聞いたあと、脳震盪と似たような脳損傷の被害を受けた。
しかし、JAMAに掲載された4つの書状の筆者である、神経学、神経精神医学、神経心理学の専門家たちは、この大学による研究には重大な欠陥がある、と推定した。
ニュージーランドのボタニー・ダウンズ高校に勤務する米国人医療社会学者ロバート・バーソロミューと、
ノースカロライナ州ソールズベリーの退役軍人医療センターの神経心理学者ロバート・シュラは、実験結果の歪曲があったと考えたうちの人たちだった。
彼らや、その他の専門家たちによると、その大学チームは、大使館員たちを病気にさせた可能性のある一般的な障害を無視したか、あるいは、その症状の心理学的説明を放棄した。
バーソロミューによれば、その分析をおこなった人たちが「集団ヒステリー」としても知られる「大規模な心因性疾患」を不適切に黙殺したのは、すばやい開始と回復がなかったからだ。
これについて彼は、2番目に一般的なタイプの大規模心因性疾患は、ゆっくり始まり、数ヶ月か数年間持続し、しばしば神経症状を示す、と言及した。
この火曜日の書状は、キューバから外交官の大半を撤退させるというドラルド・トランプ政権の決定を裏付けるために主に使われたペンシルバニア大学の研究に対する、科学界の最新の疑問を提示している。
この撤退政策は、ワシントンのキューバ外交官17人の追放とあわせて、両国の和解プロセスを後戻りさせるために健康問題を政治問題化したとして、キューバ政府や米国の一部から非難されている。
Especialistas de EEUU, Reino Unido y Alemania cuestionan tesis sobre incidentes sónicos en Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/08/14/especialistas-de-eeuu-reino-unido-y-alemania-cuestionan-tesis-sobre-incidentes-sonicos-en-cuba/#.W4UrzCQzbIU
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