2018年08月22日
バラデロビーチでのデッキチェアの使われ方について問題提起する キューバ
デッキチェアが明らかに使用可能であるにもかかわらず、その使用はメリア・バラデロ・ホテルの客に限られている。このホテルはプラサ・アメリカの裏のビーチを利用している。
Trabajadores、2018年8月22日、 Juanita Perdomo記者
「起きてください、これは宿泊者だけのものです」と警備員が言い、女性はゆっくり立ち上がった。片手でバッグをつかみ、もう片方の手は小さな娘を連れている。「では私はどこに座ればいいの」と困惑して彼女は尋ねるが、青い服を来た男性は彼女の話は聞かずに、また別の人間のところに同じことを言いに行った。
ビーチやショッピングセールや料理を楽しめる多目的な場所として7月から8月にかけて混雑するバラデロの施設、プラサ・アメリカ・コンベンションセンターの裏のビーチでは何度もこの光景が繰り返されている。
そのビーチに初めて来た人は、まずデッキチェアに近づき、まるで楽園に来たかのように身を横たえ、そしてその喜びがこの禁止によって中断され、閉ざされ、壊されるということになる。
メリア・バラデロ・ホテルのキーを持たない人は、その快適なチェアを使うことが禁止されている。同ホテルはプラサ・アメリカの近所という環境を利用し、このショッピングセンターのすぐ裏のビーチも提供している。これはとても昔からおこなわれてきている。
これは理解できるようなことだ。デッキチェアはそのホテル自体のものだから、そこの客だけが使うことができる。これについて考えてみよう、反対すべきことは何もない、そこで何も使われずに積み上げられている、おそらくメイア・バラデロ自体の備品であろうデッキチェアが、とりわけ海外観光客が減り、国内観光客が増えると予想される7月から8月にかけてのこの夏の時期に、もう少しいい使われ方をすることができなかったのであるなら、だ。
ただし、エクストラオテレーラ・パルマーレス社所有のプラサ・アメリカにとっては、知らなかったであろうこのことに気づくことはひじょうに都合がよかったろう。
そこで一日を過ごす選択をするキューバ人と外国人の旅行者たちは、それらのチェアのレンタルにとって潜在的な市場を構成する。それは、富や粗付加価値を生むことや、デッキチェアを貸すことで少々のお金を得ようとすることに同意する組織にとって確かな収入となるだろう。
提供サービスのなかにその選択を含めることは、その施設の統合性をもたらすだけでなく、外貨を国庫に提供する第二の源泉として存在しているにも関わらずその給料は非常に低いセクターの労働者のポケットに付加的な利益をもたらすだろう。
プラサ・アメリカがこのサービスを決断することは、さらに二つの方向で役立つ。ひとつは、ある種の欺瞞が修正されることで、デッキチェアのサービスを含んでいるという約束でハバナでツアー料金を支払ったという人の語ることが確かなら、実態はそうではなかったわけだ。二つ目には、デッキチェアを2cucで貸す不法レンタルが完全になくなることで、これは話を聞いた複数の人によると、過去には何度もあったことだ(いま起きているかは私は確認できなかった)。
デッキチェアがない場合、砂浜に身を放り、テントを組み、あるいは、自分たちが持ってきた椅子に落ち着く、と言われており、これはしばしばそこの環境を醜くし、さらに悪いことには、それを傷つけてしまう無秩序に陥ることになり、己の最大の宝がビーチにあるバラデロのような場所にとってはとても有害である。
どこを見ても、禁止するよりは有効活用するほうがいいようだ。プラサ・アメリカは、最優先の選択肢を決断して、現在はほとんど何も利益が得られていない裏庭でビーチの利用を最適化する方法について、さらに考えてみるべきだろう。
プラサ・アメリカはこの置き場で自分たちのデッキチェアを展開できただろうに、これらのチェアは一日中非生産的な状態にあった
人びとは環境に生じる損害を穴埋めすることなくあらゆる場所で休憩している
Dinero perdido con las prohibidas tumbonas de Varadero
http://www.trabajadores.cu/20180822/dinero-perdido-con-las-prohibidas-tumbonas-de-varadero/
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