2018年07月26日
ロバート・アルドリッチ監督生誕百年記念映画祭開催 8月1日から キューバ・ハバナのチャールズ・チャップリン映画館
12人の囚人たち(特攻大作戦)の1シーン
Radio Rebelde、2018年7月26日、Gladys Ramos Leal記者
私がもっとも衝撃を受けた映画のひとつとして常に覚えているのが、「12人の囚人たち」(1967年、邦題:特攻大作戦)である。
私はこの映画を、公開されてずっと時間がたってから、大学前教育に入るために準備中だった10代の息子といっしょに、いまはもうなくなった近所の映画館で見た。
ロバート・アルドリッチ(1918年〜1983年)は、ナチスの要塞を攻撃し、その支配者たちを殲滅するという自爆ミッションを実行するための訓練を受ける囚人グループの奇特なストーリーを演じる、すぐれた俳優たちの集めかたをよく知っていた。傑作と評されたこの映画では、リー・マーヴィン、チャールズ・ブロンソン、ジョン・カサヴェテス、アーネスト・ボーグナイン、ドナルド・サザーランド、ロバート・ライアンたちが見事な演技を見せた。
8月1日から、ロバート・アルドリッチ映画祭が、チャールズ・チャプリン映画館の「シャーロット」サロンで開催され、「アパッチ」「ベラクルス」「悪徳」「何がジェーンに起ったか?」「アタック」、そしてもちろん「特攻大作戦」も上映される。
今回の上映作のなかに、本欄でも以前書いた「何がジェーンに起ったか?」があることに気づかれたことだろう。この作品でアルドリッチは、敵対する2人の女王、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの競演を実現させた。この対立関係は近年のテレビドラマ「フュード」も見事に描いたが、この映画は何度お勧めしても足りないくらいだ。
アルドリッチの映画キャリアは、1941年に、著名な映画会社RKOでの製作従業員としてスタートし、その後、脚本家や助監督を経て、1953年に長編映画「Big Leaguer」を監督するに至った。
「12人の囚人たち(特攻大作戦)」について彼は、「戦争は非人間的なものである。美しい戦争はない。ひとは戦争で死んでいく。それだけだ。」、と語っている。
この映画祭は8月21日まで続く。私を裏切らないでね。
何がジェーンに起ったか?の1シーン
12人の囚人たち(特攻大作戦)オープニング(スペイン語吹き替え)
何がジェーンに起ったか?(スペイン語吹き替え)
Centenario de Robert Aldrich en La Cinemateca de Cuba
http://www.radiorebelde.cu/noticia/centenario-robert-aldrich-cinemateca-cuba-20180726/
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