2018年07月15日
ジョルダン・ディアス 2020年東京五輪王者を目指す キューバ三段跳び17歳の新星
ジョルダン・ディアス、U20世界陸上金メダル
JIT、2018年7月15日、Eyleen Ríos López記者
キューバでは三段跳びの新しい才能が毎年現れるのが常になっている。キューバのその才能たちはまるでこの競技のためにつくられたかのようで、何が特別なのかと世界で不思議に思われている。
その答えはさまざまある。筋力や跳躍力といった本質的特徴から....王者になるための可能性を感知し発展させる術を知っているすぐれたコーチの遺産まで。
いまこの都市(フィンランドのタンペレ)に同競技最新の「宝石」が現れた。ジョルダン・ディアスは、U20世界陸上に来る前から魅力的な選手の一人だった。ここで彼はメディアに追われ、大会のフェンスに宣伝され、IAAF(国際陸上競技連盟)に大会スターの一人としてアナウンスされた。
今週土曜日にラティナ競技場で得られた結果は、彼らが間違っていなかったこと、2017年のU18王者ディアスはフィンランドのトラックでも唯一の存在であったこと、そして目指したジュニア世界記録は達成できずに終わったけれども、金メダルと17メートル15の大会新記録を携えて帰国することを確認した。
ジョルダンは人懐っこい若者で、身長は1メートル92あり、大人たちのなかで抑えつけられたほかの少年たちとは違うので、世界で最大の落ち着きさを持って、考えていることを言う。彼は少し「ぼんやり」したところがあって、ときどき誰かとどこで会ったか覚えておらず、また、考えずにすべてを語るその年代特有の新鮮さも持っている。
9歳のときから出身地のハバナで陸上にかかわってきたディアスは、以前なりたかったのはサッカー選手だったことを告白したが、あるコーチが小学校で彼を「発見」したことで、いま世界大会2個のメダルを持ってここにいる。以前JIT紙に語ったように、成人たちとの大会や五輪のことを夢見ながら。
- するとあなたは五輪の三段跳びでキューバ人初の王者になるつもり?
少なくともそれを狙うつもり。そのために取り組むし、達成できると思っている。
- でも2020年の東京五輪であなたはまだ19歳。ちょっと若すぎない?
いや全然。もう18歳で成人なんだから...(笑)なので僕は五輪王者になれる。その前に2019年のドーハで世界選手権王者になるというのも僕の夢だけどね。
- すると18メートルというのは?
それも目指して取り組んでいることではある。世界で達成している人はとても少ないし、その中の一人にはなりたい。でも何になれるかは時間次第だろう。
- 三段跳び以外のことをやるのは一度も考えなかった?
走り幅跳びと走り高跳びは試したよ、でも僕のEIDE(スポーツ学校)の先生であるホセ・メルリン・マソが「三段跳びを試してみよう」って言って、それで始めたんだ。改善していって、いくつかの学校選手権でメダルを獲得して、それで好きになった。
- スポーツにどれだけの犠牲が必要かわかっている?「そのリスクを犯す」覚悟はできている?
わかっているし、スポーツをやりたいんだ。最大の満足やすばらしいことをスポーツは僕に与えてくれる。それが僕のやりたいことだと確信している。
僕は身を捧げる用意があるし、高いレベルのスポーツ選手であることに関わるすべてのことに立ち向かう覚悟ができている。
- 改善すべきことはなんですか。
助走が、僕は速くない。あと最後のステップも。最後のステップでさらに良い技術を実現しなければならない。それらが僕のできることで、持っている力でそれを達成できたとき、僕はさらに良くなるだろう。
- あなたの人生に刻まれてスポーツが自分の道なんだと確信したことって何かある?
昨年末にモナコでの世界祭典に参加したとき、そこでたくさんのスター選手たちに出会ったんだ。世界陸上界の有望選手の一人として招待されていること、それが僕にこう言わせたんだ、「これが自分の望むことだ」。
- 数日後には中米カリブ選手権にいますね。抱負は。
勝つこと。それが常に目標だ。でも厳しい大会になるだろう。特に同胞のクリスティアン・ナポレスがいるからね。僕たちはいろんな大会で交互に勝ってきた。今回もうまく跳んだほうが勝つ。
競技後インタビュー
Jordan quiere ser estrella en Tokio 2020
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=56598
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