イバン・ペドロソ、走り幅跳び史上最高の選手のひとり
Cubadebate、2018年6月12日、PL
キューバ人走り幅跳び選手で、2000年シドニー五輪王者のイバン・ペドロソは、自身が持つキューバ最高記録8m71を破るだけの力を同胞フアン・ミゲル・エチェバリアはすべて持っている、と語った。
「私は何年か前にキューバでチェバリアの跳躍を見て、彼は将来を背負って立つ選手だと言ったんだ。いま彼はそれを見せてくれている。」、とペドロソは説明した。現在ペドロソは女子三段跳びの世界王者ベネズエラのユリマル・ロハスのコーチを務めている。
ペドロソは、スペインのスポーツ誌マルカでのインタビューで、フアン・ミゲルはいま素晴らしい時期を迎えており、キューバ記録は彼の思うままになるだろう、と強調した。
この日曜日(6月10日)にエチェバリアは世界の走り幅跳び史上第9位の跳躍を達成した。ストックホルムでのダイヤモンドリーグで見せた8.83mという強烈な記録は、風速2.1m/秒と、公認基準(2.0m/秒)をわずか0.1超えていたため、参考記録となった。
スペイン陸上連盟のラウル・チャパド会長にとって、フアン・ミゲルは、米国のマイク・パウエルが記録した世界最高記録8m95を超える9mに達する史上初のアスリートになり得る存在である。
「エチェバリアはストックホルムで競技場の砂場のスペースがもっと長かったら、あと数センチは記録を伸ばせた可能性がある。縁石に足をぶつけてはねかえってきている。身を守ろうとしたことがわかるが、そのために着地はよくなかった。」、とチャパド会長は話した。
ペドロソは、この若きキューバ人選手がここ数年経てきた成長を強調した。
すぐれた実績を出せていなかったが、コーチとしっかり鍛え上げて、いまそれが実を結んだ。これからもさらに驚きを与えてくれると私は思う。彼の持つ才能と、その年齢によってね。、とキューバの伝説の走り幅跳び選手ペドロサは締めくくった。
フアン・ミベル・エチェバリア、8m83を跳び優勝
8m83の跳躍(2018年6月10日、ストックホルム)
世界室内陸上、金メダル(2018年3月2日、バーミンガム)
Iván Pedroso: “Mi récord nacional durará lo que Echevarría quiera”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/12/ivan-pedroso-mi-record-nacional-durara-lo-que-echevarria-quiera/#.WyAOlNIzbIU