岡本三成外務政務官（左）とマルミエルカ外国貿易・外国投資大臣
Radio Habana Cuba、2018年3月9日、María Candela記者
日本国際協力機構（JICA)がキューバに常設事務所を開設した。キューバの持続的発展に向けて、両国間の協力プロジェクトを推進する目的である。
開設を祝す式典には、日本の岡本三成外務大臣政務官、キューバのロドリゴ・マルミエルカ外国貿易・外国投資省（MINCEX)大臣、日本の渡邉優大使、JICA幹部らが出席した。
岡本外務政務官が強調したところによれば、JICAの仕事哲学は、キューバが本当に必要としている分野に、その当局が定める優先順位に従って、技術および金融的支援を提供することである。
JICAのハバナにおける常駐は、キューバの各機関との折衝を増やし、新プロジェクトを発展させるのに役立つとともに、その影響は長期間にわたって持続するだろう、と岡本氏は述べた。
2016年9月の安倍晋三首相による歴史的なハバナ訪問以降、上昇傾向を記録している両国間の協力関係を拡張するという共通の希望を、今回の事務所設置は実現する、とマルミエルカ大臣は述べた。
マルミエルカ大臣はまた、JICAとキューバとの結びつきは半世紀以上前に始まり、ここ数年は、農業や保健医療、環境保護などの分野での主導的役割を発展させながらその対象範囲を拡大させてきた、と評価した。
大臣は特に、保健、再生可能エネルギー、運輸などの鍵となる分野への無償資金援助のような新たな協力形態に進む、という直近の可能性について、日本政府に対し感謝を表明した。
JICAの前田秀（まえだ・しげる）理事によると、同機構はエネルギーや運輸交通分野でのキューバへの支援を強化する予定であり、運輸交通については、同分野の国家開発マスタープランの作成を含んでいる。
Inauguran Agencia de Cooperación Internacional del Japón, en Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/157116-inauguran-agencia-de-cooperacion-internacional-del-japon-en-cuba
