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2021年04月22日
石器時代概説 その8
石器使用の民族 その1
我が國に石器時代の遺蹟を止むる民族が、果して悉く所謂國ツ~の系統に屬する先住民族のみなりしか、我が天孫民族が此の國土の渡來する頃に於て、果して既に悉く金屬器使用の文化の程度に達したるものなりしか。
天孫民族渡來の際に於て、先住民族はなほ悉く金屬の使用を知らざるものなりしか等の問題も、今日の學界進歩の程度に於ては、未だ之を決定するの域に達せず。
されど~武天皇の東征に從ひし久米部の兵士が、頭椎(かぶづつい)の太刀と共に石椎(いしづつい)を使用しきとの古傳説あるを見れば、古への傳ふる所、當時なほ金石併用時代なりしことを認めたりと解せざるべからず。
論者或るいふ、所謂天孫民族も、亦嘗ては此の國土に於て石器時代の狀態にあり、後漸次進歩して、金屬器時代に移れるものならんと。
我が國に石器時代の遺蹟を止むる民族が、果して悉く所謂國ツ~の系統に屬する先住民族のみなりしか、我が天孫民族が此の國土の渡來する頃に於て、果して既に悉く金屬器使用の文化の程度に達したるものなりしか。
天孫民族渡來の際に於て、先住民族はなほ悉く金屬の使用を知らざるものなりしか等の問題も、今日の學界進歩の程度に於ては、未だ之を決定するの域に達せず。
されど~武天皇の東征に從ひし久米部の兵士が、頭椎(かぶづつい)の太刀と共に石椎(いしづつい)を使用しきとの古傳説あるを見れば、古への傳ふる所、當時なほ金石併用時代なりしことを認めたりと解せざるべからず。
論者或るいふ、所謂天孫民族も、亦嘗ては此の國土に於て石器時代の狀態にあり、後漸次進歩して、金屬器時代に移れるものならんと。