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2021年07月25日

運営管理 〜輸配送管理〜

ユニットロード

ユニットロードとはパレットやコンテナなどによって複数の物品又は包装貨物を、機械や運搬具などの取扱いに適した形で、一つの単位にまとめた貨物ことである。出荷地点の着地点の途中で積み替えがあった場合でも、開梱して積み直すなどの作業が不要となり、出荷地点から着地点まで荷姿を一貫して保つことができ荷姿を崩すことなく納品することが可能になる。フォークリフトなど荷役の機械化を前提としている。そのため、荷役作業の自動化・省力化が可能になる。所定の包装モジュール寸法に準ずる必要がある。したがって、包装の標準化を図ることで包装種類を絞り込むことができ、種類あたりの発注ロットが大きく、かつ多くなることによる包装費製造単価の削減などを期待できる。また、輸送途中において荷を崩して詰め直す必要もないため、それぞれの形状にあわせた包装を用意する必要がなくなり、包装費の削減につなげることができる。さらに、コンテナやパレットを利用するので貨物の盗難や破損を防止できる。
平パレット

平パレットはプラスチック、鋼材、木製で作られている。一般的に繰り返し利用されるケースが多い。
ワンウェイパレット

ワンウェイパレットとは、主として一回限りの使用を目的としたパレットである。
ロールボックスパレット

ロールボックスパレットは、車輪付きのボックスパレットのことであり、フォークリフトなどを用いずに人力だけでも荷役することができる。
プールパレット

プールパレットとは、複数の物流拠点間で共同で使用するパレットのことである。一貫パレチゼーションを実施する場合、各企業で所有権を持つパレットの散在や、各企業で保有するパレットの規格が異なることによる輸配送効率の低下が懸念される。それを解消する手段として、各企業が共同利用できる標準化されたパレットを使用することが望ましい。
クレート

クレートとは梱包用の木枠のことであり、業界で標準化が進められている例がある。例えば、小売業界では日本スーパーマーケット協会と日本チェーンストア協会が共同して、ス ーパーマーケットで使用するクレートの標準規格を設定している。
ネスティング型容器/スタッキング形容器

ネスティング型容器とは、容器の側面が上開きの傾斜がついており、中身がないときには落とし込みによる積み重ねができる形式の容器を指す。一方、スタッキング形容器とは、おおむね直方体の容器で、重箱式に積み重ね ができる形式の容器を指す。折畳み容器とは、物品を収納しないときには折り畳んでその容積を縮小できる容器のことであり、スタッキング形容器に含まれる。
通い容器

通い容器とは、「紙、段ボール、プラスチック、金属などを素材とし、企業又は事業所間で利用され、繰返し使用できるようにした輸送用容器」(JIS Z0108-1120)と定義されている。一定の企業または事業所などの間で繰り返し使用される輸送用容器のことである。
コンテナやパレットの滞留や偏在問題

コンテナやパレットの滞留や偏在は、ユニットロードシステム導入以前から指摘されていた問題点であり、事前にコンテナやパレットの回収や処分についての取決めが行われていないことが多いことが要因である。ユニットロードを導入することで、発地から着地まで保管や輸送を一貫して行うことができる(一貫コンテナリゼーション、一貫パレチゼーション)ようになるため、コンテナやパレットの回収はより長距離化し、大きな難点となっている。この問題を解決するための方法として、1つのパレットを複数の荷主がプールして共同利用する、パレットプールシステムなどの導入などの検討・導入が行われている。
パレチゼーション

物品をパレットに積み、パレット単位で物流を行うことである。パレチゼーションを行うことによって荷役の機械化や物流の効率化を促せる。自家用物流施設内でも行われる。例えば、物流施設内で30個の荷物の移動が発生する場合、段ボール単位でバラ置きしていると30回の荷物の移動が発生するが、30個の段ボールを1つのパレットに積んでおけば1回の荷物の移動で済むため運搬効率が高まる。
一貫パレチゼーション

一貫パレチゼーションは、発地から着地までの間で、パレット間の荷物の積み替えを行わず、一貫して輸送する方式である。一貫パレチゼーションを実施する際の留意点として、積載効率の低下があげられる。例えばパレット単位で輸配送を行う場合と段ボール単位で輸配送を行う場合を比較すると、段ボール単位であれ ば荷姿が小さいためトラックなどに積む際の密度を高められるが、パレット単位の場合は荷姿が大きいため、トラックの空きスペースに物理的に積載できないことが生じるため、積載効率が低下する。
複合一貫輸送

複合一貫輸送とは、ある輸送単位の貨物を組み替えずに、鉄道、船舶、自動車など複数の輸送機関を組み合わせて行う輸送のことである
国際複合一貫輸送

国際複合一貫輸送とは、2つ以上の異なる輸送機関を組み合わせ、ある輸送単位の物品を積替えることなく、貨物の引受から引渡しまで一貫した運送を行うことである。輸送される物品は、輸送しやすい標準的な単位にとりまとめる必要がある。
モーダルシフト

トラックなど自動車で行っていた長距離輸送、貨物輸送の一部をより環境負荷の少ない輸送機関(船や鉄道)などに切り替えることである。一般的には、短距離輸送を自動車で行い、長距離輸送を鉄道で行うなど、複合一貫輸送を採用するケースが多い。トラック輸送からのモーダルシフトとは、貨物輸送を鉄道や内航海運などへ転換し、トラックと連携して複合一貫輸送を推進することである。トラックで行っていた長距離輸送を鉄道や内航海運に切替え、短・中距離輸送をトラックで行う複合一貫輸送もモーダルシフトに該当する。二酸化炭素排出量は、鉄道や船舶よりもトラック輸送など自動車のほうが多い。そのため、トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトは環境負荷への軽減というメリットも持つ。鉄道や海運などによる長距離輸送では複数荷主の混載便が一般的に利用されている。(1)環境問題への対応(環境負荷の軽減、CO2排出削減)、(2)省エネルギー化、(3)トラック運転手等の労働力問題解消、(4)道路混雑の解消、(5)交通事故の減少、(6)長距離区間の一括大量輸送のコスト削減などが期待されている。一方で、出荷地点からコンテナ集配地点間のトラ ック輸送コストがかかる、コンテナの積み替えなどで輸送に要する時間が長くなる(配送のリードタイムが長くなる)、鉄道路線や海運航路が運休になった場合の迂回ルートの確保が必要となる、などの課題が指摘されている。
パレタイジング

パレタイジングは、品物を1枚のパレットの上に積載して、同じ大きさと形状の荷姿にまとめることである。パレタイジングの目的は、数多くの品物を取り扱いやすい単位にまとめることで、輸送や保管の効率を高めることにある。パレットの積付パターンには、れんが積付、ブロック積付、ピンホイール積付、交互列積付などがある。
れんが積付

奇数段と偶数段で荷物の配置を180度回転させて積み付ける方式である。
ブロック積付

商品の向きを同じにして下から上まで積み付ける方法である。 品物は左右均等な重量になっているとは限らないため、偏荷重の品物を同じ向きで積み上げると、片側の荷重が多くなり荷崩れを起こす可能性がある。
ピンホイール積付

船のスクリューや風車形に似た形で品物を積み付ける方法である。この方法は各段で品物の向きを変えて積み付けるため、中央に空間ができるのでピンホイールと呼んでいる。
交互列積付

奇数段と偶数段で荷物の配置を90度回転させて積み付ける方式である。荷物が交互に重なるため、荷崩れには強いが正方形のパレットにのみ適用できる。
静脈物流(venous physical distribution)

再使用や再資源化を目的に廃棄物を回収すること。物流の流れを人体の血液循環に模した場合、動脈物流(arterial physical distribution)が、商品が生成されてから使用者・消費者に商品を供給するまでの一連の仕組みとそのマネ ジメント体系を示すのに対し、静脈物流は、使用者・消費者に供給された製品や容器・包装などが任務を終えて、回収・再資源化の目的で還流される仕組みとそのマネジメント体系のことを示す。 つまり、動脈物流が調達→生産→流通→使用・消費という流れであるのに対して、静脈物流は使用者・消費者から排出される物が、回収→再資源化、あるいは最終廃棄へ至る逆の流れとなる。昨今の循環型社会においては、静脈物流の高度化がますます重要となってきている。なお、わが国で1970年代からしばしば使われてきたこの用語は、1992年、James R.Stock教授が還流ロジスティクス(Reverse Logistics)を提唱し、考え方として、これに吸収されている。
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