新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2017年06月01日
私が独立を決断した3つの理由
独立して自分の城を立てて生きていく
企業に勤める方なら、だれもが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?もちろん、文字通り「考えた」だけで、実行することはなかったり、少し考えただけで「実行したくない」と思ったり。。。
そこに対する考えは人それぞれだと思います。
今日の記事は、塾業界だけにかかわらず、独立を考えている人の参考になれば幸いです。
【背景】
私自身は大手の企業塾に勤めておりました。入社して2年半で教室長に抜擢していただき、新校舎の立ち上げを任された際には、1年で生徒を300人まで伸ばしました。人間関係も、尊敬できる上司に恵まれておりました。実に、順風満帆な生活でした。
そんな私が独立を考えた理由が大きくは3点あります。
@ 人材レベル
塾業界の方ならわかると思いますが、非常に離職率の高いのが特徴です。そうすると、抜けた人員を不足するために、「入社基準を下げる」ということが起こります。つまり、「本来なら雇ってはいけない人材を雇う」ということがまかり通るのです。基本的には、塾での授業参観というのはありません。そういう人材に授業をさせても、保護者には直接はバレないのです。(もちろん、生徒から耳に入ることはあるでしょうが、それでも実際に見るわけではありません。子供の言う事なので、話半分に聞く方もいるでしょう。)
「仮に自分が親なら、この先生の授業は受けさせたくない」「こんな授業なら、お金を払う意味がない」そう思うことが多くなりました。
そして、大袈裟ですが、「これが自分の塾でいいのか?」と考えるようになっていきました。
A 将来への不安
上述のとおり、塾業界の離職率は高いです。ある程度の年数を勤めていると、「悲壮な辞め方をする同僚」を目にすることが数回ありました。「激務に耐えきれず退職」「創業者の方針が理解できず退職」など、いろいろありますが、これらはどの業界でもあることだと思います。
塾業界で独特なのは、「賞味期限切れによる退職」だと思います。塾では、子供と接します。若いうちはいいのですが、年を重ねていくと、子供との距離感が開いていくのです。共通の話題を作るのが難しかったり、そもそも感覚がずれていたり。だから、私の勤めていた企業には50歳以上の職員はあまり居ませんでした。それを見ると、「一体自分の将来はどうなるんだろう?」という不安に襲われたのです。
(もちろん、塾によっては、ベテラン社員にちゃんとキャリアアップの道を用意している企業もあるかもしれません。)
B 1度きりの人生に悔いを残したくない
@やAのような考えが、私の中で徐々に大きくなり、「独立」というものをある程度本気で考えるようになりました。しかし、独立に対する不安も当然ありました。以前の会社では優遇してもらっていたと思いますし、「辞めるのはもったいない」という思いは少なからずありました。そして何より「失敗したらどうしよう?」という恐怖がありました。
本当に悩んだのですが、そんな私が決断できたのは、「自分がどこまでできるのか試したい」という思いでした。月並みですが、「やらぬ後悔よりやる後悔の方がマシ」という考えですね。
幸い、塾の独立というのは、そこまでの資金は必要ではありません。「もし失敗したら、また企業塾に勤めればいい」という考えに至りました。「まだ30になっておらず、若かったこと」「その当時は独身で自由な身であったこと」なども私の背中を押しましたが、やはり「自分を試したい」気持ちが最強の動機となりました。
もちろん、上記以外にも細かな理由はあるのですが、これがメインの理由です。
私は独立して良いことも悪いこともありましたが、今は「良かった」と思えています。
今回も、ご質問やご相談は大歓迎ですので、お気軽にどうぞ。
企業に勤める方なら、だれもが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?もちろん、文字通り「考えた」だけで、実行することはなかったり、少し考えただけで「実行したくない」と思ったり。。。
そこに対する考えは人それぞれだと思います。
今日の記事は、塾業界だけにかかわらず、独立を考えている人の参考になれば幸いです。
【背景】
私自身は大手の企業塾に勤めておりました。入社して2年半で教室長に抜擢していただき、新校舎の立ち上げを任された際には、1年で生徒を300人まで伸ばしました。人間関係も、尊敬できる上司に恵まれておりました。実に、順風満帆な生活でした。
そんな私が独立を考えた理由が大きくは3点あります。
@ 人材レベル
塾業界の方ならわかると思いますが、非常に離職率の高いのが特徴です。そうすると、抜けた人員を不足するために、「入社基準を下げる」ということが起こります。つまり、「本来なら雇ってはいけない人材を雇う」ということがまかり通るのです。基本的には、塾での授業参観というのはありません。そういう人材に授業をさせても、保護者には直接はバレないのです。(もちろん、生徒から耳に入ることはあるでしょうが、それでも実際に見るわけではありません。子供の言う事なので、話半分に聞く方もいるでしょう。)
「仮に自分が親なら、この先生の授業は受けさせたくない」「こんな授業なら、お金を払う意味がない」そう思うことが多くなりました。
そして、大袈裟ですが、「これが自分の塾でいいのか?」と考えるようになっていきました。
A 将来への不安
上述のとおり、塾業界の離職率は高いです。ある程度の年数を勤めていると、「悲壮な辞め方をする同僚」を目にすることが数回ありました。「激務に耐えきれず退職」「創業者の方針が理解できず退職」など、いろいろありますが、これらはどの業界でもあることだと思います。
塾業界で独特なのは、「賞味期限切れによる退職」だと思います。塾では、子供と接します。若いうちはいいのですが、年を重ねていくと、子供との距離感が開いていくのです。共通の話題を作るのが難しかったり、そもそも感覚がずれていたり。だから、私の勤めていた企業には50歳以上の職員はあまり居ませんでした。それを見ると、「一体自分の将来はどうなるんだろう?」という不安に襲われたのです。
(もちろん、塾によっては、ベテラン社員にちゃんとキャリアアップの道を用意している企業もあるかもしれません。)
B 1度きりの人生に悔いを残したくない
@やAのような考えが、私の中で徐々に大きくなり、「独立」というものをある程度本気で考えるようになりました。しかし、独立に対する不安も当然ありました。以前の会社では優遇してもらっていたと思いますし、「辞めるのはもったいない」という思いは少なからずありました。そして何より「失敗したらどうしよう?」という恐怖がありました。
本当に悩んだのですが、そんな私が決断できたのは、「自分がどこまでできるのか試したい」という思いでした。月並みですが、「やらぬ後悔よりやる後悔の方がマシ」という考えですね。
幸い、塾の独立というのは、そこまでの資金は必要ではありません。「もし失敗したら、また企業塾に勤めればいい」という考えに至りました。「まだ30になっておらず、若かったこと」「その当時は独身で自由な身であったこと」なども私の背中を押しましたが、やはり「自分を試したい」気持ちが最強の動機となりました。
もちろん、上記以外にも細かな理由はあるのですが、これがメインの理由です。
私は独立して良いことも悪いこともありましたが、今は「良かった」と思えています。
今回も、ご質問やご相談は大歓迎ですので、お気軽にどうぞ。