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2017年05月20日

塾選びで最も大切なこと〜番外編〜

 前回の記事「塾選びで最も大切なこと」では、体験授業の大切さについてお話しました。今回は、番外編として、保護者の方が塾と接触する際に意識すべきことを書かせていただきます。

【ファーストコンタクト@】ネットによる資料請求

・資料が届くまでの日数
 塾によって多少の差異はあるかもしれませんが、営業日に申し込んでいれば、3日以内には届くはずです。それ以上かかる場合は、基本的に「事務スピードが遅い塾」と判断していいでしょう。もちろん、塾の本分は勉強ですが、保護者様にとっては、事務処理能力が重要なポイントだったりします。
これが低いと、「授業を休むのを予め伝えてあったのに、確認の電話がかかってくる」「必要な手紙が必要なタイミングに届かない」「来月から受講科目を変更したいのにうまく伝達されていない」「退会したのに、月謝が引き落とされてしまう」などのトラブルが頻発する可能性が高いです。

・塾側から電話があるかどうか
 基本的には、塾というのはサービス業の一面があります。サービスの定義は人によって様々かもしれませんが、「顧客の希望以上のことをする」ときに、サービスの価値は高まるのではないでしょうか?
 そういう意味では、「顧客の希望=資料請求」ですが、『今回は資料のご請求ありがとうございました。資料は無事届いておりますでしょうか?』『お目通しいただいて、何かご不明な点はないですか?』などの電話が、「希望以上」のものになると思います。
 たかが窓口対応かもしれませんが、この対応は人間性が出ます。つまり、お子様が授業というサービスを受ける際にも、痒い所に手が届く配慮をしてくれるかどうかの目安になると、私は考えます。


【ファーストコンタクトA】電話で直接問合せ

・何コールで出るか
 原則3コール以内が理想です。あまりにも時間がかかるようであれば、「人手不足な塾」という判断で良いでしょう。人手不足な状態で、先生方が授業や生徒対応に集中できるのか?答えはもちろん、ノーですね。(ただし、たまたま他の電話が集中していたなど、タイミングが悪い可能性もあります。)

・ちゃんと名乗る人間かどうか
 皆さんは「先生病」という言葉をご存じでしょうか?これは、「塾の先生などが、普段から『先生』と呼ばれて、自分の地位が顧客より上だと錯覚してしまい、傲慢な振る舞いに陥ってしまう状態」を指します。
 電話で問い合わせているときに、塾側が生徒様のお名前などを聞き取るのはよくあることです。しかし、その際にきちんと「大人としての礼儀」は守られているでしょうか?「相手の名前を聞く前に、こちらが名乗る」というのは礼儀ですよね。それを忘れて、「お名前を聞いてよろしいでしょうか?」などと言うのでは、その先生のレベルが知れます。
 保護者の皆様には言うまでもないことですが、お子様たちは大人をよく見ています。礼儀知らずの大人と接していると、礼儀知らずの子供に育つのは当然です。


【窓口での相談・面談】

・身なりがきちんとしているか
 社会人として礼節を欠かない格好をしているかどうかを見てください。「シャツがズボンから出ている」「女性職員が、つけ爪やマニュキアをしている」などはもちろんアウトですね。

・前もって約束している場合、きちんともてなす準備ができているか
 「保護者様が塾に到着されてから、面談用の部屋をセットする」「書類の準備がきちんとされていない」「アポが入っていることすら伝わっていない」…あり得ないようですが、あり得る話です。少し意地悪ですが、わざと10分前に行って、きちんと準備ができているようであれば、ハイレベルな運営ができているでしょう。

・清掃が行き届いているか
 面談の際に教室を見るようにしましょう。「机や壁に落書きの跡はないか」「床に消しゴムのカスなどが落ちていないか」「黒板やホワイトボードに、昨日の板書が残っていないか」「エアコンから異臭はしないか」などですね。お子様が勉強されるのですから、快適な環境が良いですよね。
 ちなみに、これも意地悪ですが、塾の掃除が手薄になりやすい場所が大きく3つあります。「トイレ」「自習室」「職員のデスクの周り」です。特に、「職員のデスクの周り」は、そもそも机上が汚い人もいますし、足元に段ボールを放置している人もいます。こういった方が、良い仕事をできるのか?…自明の理ですね。
逆に、上記の3か所が清潔な塾は、清掃への意識が非常に高いと思われます。

・教室内の掲示物が多すぎないか
 大手の塾で、該当するケースが多いと思われます。
 時間割、講習会の告知、意識を高める文言、チラシ、パンフレット…酷い塾では壁一面に貼っていたりします。一見華やかに見えるのですが、これが良くないのは少し考えればお分かりいただけます。そう、これらはすべて、生徒たちの授業への集中を妨げるのです。
 学生時代を思い返してみてください。授業にずっと集中していましたか?退屈な瞬間はなかったですか?その瞬間に、廊下や壁や窓から見える外の風景など、そういったものを見て退屈しのぎをしなかったですか?
もちろん、非常に高い授業力を持った講師なら、そのような誘惑の多い教室内でもお子様たちを引っ張ることができます。しかし、そのような実力を持つ講師は本当に一握りだと思います。(私は大阪の大手進学塾に勤めていましたが、おそらく職員全体の10%にも満たないのではないでしょうか。)


 以上、長々と申し上げましたが、保護者様の視点でいろいろ見れる所があるのを意識して、少しでも良い塾を選んで頂ければ幸いです。
 ちなみに、今回私が申し上げたポイントは、どちらかというと「企業塾」向けです。高い授業力を持った講師が独立して作ったような個人塾(私も現在は独立しております)では、これらの視点で見ると低レベルという判断になってしまう可能性が高いです。しかしながら、そういった個人塾は、その欠点を補って余りある力があるはずなのです。それをしっかり天秤にかけて判断してやってください。(もちろん、個人塾で今回のポイントをすべてクリアする強者もいるかもしれませんが。)

 前回の記事と今回の記事では、塾を観察する主体が異なっています。したがって、「お子様から見て良い塾」と「保護者様から見て良い塾」がずれる可能性は大いにあります
 もちろん、実際に塾で勉強するのはお子様ですので、その意見を尊重してあげて良いと思います。(ただし、前回記事でも触れました通り、「成績を上げる」という、塾の本来の目的を意識したうえでお子様が塾選びをしているのかは要注意です。)

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