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2022年10月14日

タイ王国の大事業、中国の影が見える

中国が一帯一路政策として、マラッカ海峡を通らないルートを作りたいことは既に書いた。

そのため、パキスタンの港から陸路中国国内への輸送道路を造ろうとしている。

海路ではマレー半島に水路を造って、しまおうとしているのだが

マレーシアは反対しているので、今、タイに猛威プッシュをかけている。



タイでは今、南部のマレー半島を横断し、

太平洋とインド洋を結ぶ陸上橋「ランドブリッジ」を

建設する計画が持ち上がっているのだ。

先述した、中国共産党の思惑通りではないか!

タイの場合、前のめりの政府に対し、地元では環境への影響を懸念する声が強い。

つまり、タイ政権に近い政治家や実業家は、この事業を推し進めたい。

中国共産党から金が入ってくるからだ。

その金とは個人への金、つまり賄賂だ。

しかし、この、半島の両岸に巨大な港を新設し、

陸上橋で結ぶという壮大な構想には、実現性をいぶかる声も多い。

環境への被害が大き過ぎる。

人々の生活への影響が多すぎる。

もし、この工事を中国共産党に任せたら、工事で受ける利益は

中国からの人間が受けるだけで、地元の者はただ環境を壊され、

生活の術を失ってしまうだけだ。


豊かなマングローブの海は無くなり、漁業も出来なくなり

貴重なマングローブの中を案内する仕事もなくなってしまう。


これに対し、推進派は「産業発展のためには多少の犠牲はやむを得ない。

見返りの方が大きい」と言っているのだが・・・



タイにはインドネシアやスリランカやパキスタンの二の舞を踏まないようにしてもらいたタイ。





posted by smile at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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