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2022年07月15日

スリランカ元大統領のみっともなさ

スリランカという国がある。

紅茶で馴染みの国だ。

その(元と言ってよいのかも知れない)ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が、

国を放り出して、軍用機で国外に脱出したらしい。


スリランカはかなり前から経済危機に陥っていて、

収入の大多数を占める観光業がパンデミックのため崩壊した。

そうなってしまった原因が「ラジャパクサ」など政治の無作為のせいであり、

中国共産党からの融資を受けたためだ、となって大規模な抗議行動が広がっていた。


大統領の弟のバジル・ラジャパクサ元財務相も出国し、アメリカに逃げているようだ。

このようにスリランカでは、ラジャパクサ氏の一族が

数十年にわたって権勢を振るってきたが、行き詰まってしまった。


国民は、過去に例を見ない最悪の経済危機は、ラジャパクサ政権の失政だと非難している。

ここ数カ月間は、連日の停電に加え、燃料や食料、医薬品など基本物資さえ不足している。

国民は連日デモを行い、とうとう大統領一族を国から追い出したという事だ。


スリランカでは大統領が辞任した場合は、首相が代役を務めることになっているが

この首相もかなり不人気だ。

さらに、デモ参加者らは、首相の私邸に火を放ち、首相にプレッシャーをかけている。

首相もたまらず、統一政権の道を開くため、と言い訳して

自分も辞任すると表明した。


かくのごとくの大混乱。

政治にも何にもならない。

ここでも、独裁の不都合が起きている。


こうなると、長年の独裁のために、有力な野党政治家もいない事だろう。

スリランカはどうなっていくのか。

ほくそ笑んでいるのが、キンペー中国共産党。


20年に渡るラジャパクサ一族の独裁は終止符をうつのだろうが、

この混乱の隙に乗じて、共産党が入り込むことを阻止しないといけない。


国民はデモにより、大統領一族の独裁に終始を打ったのは良かったが

次は、共産党の侵略を防がなけれはいけない。

経済を立て直さなければいけない。


一難去ってまた一難。

スリランカ国民には大変なことが続くが、自分が蒔いた種だ。

頑張って、民主主義の国をつくっていかないといけない。


長い時間と労力が必要になると思うが、一つ一つ、根気よく、

国造りをやって行かないと、大変なことになる。


日本がお手伝いすることは、決してやぶさかではない。

インドには頭を下げたくないのかも知れないが、

インドのモディ首相に相談してみたらどうだろう。

日本は決して、悪いようにはしない。

そのことは太平洋戦争までの歴史を見て頂ければ、ご理解いただけると思う。

現在の台湾を見ていただけれは分る。

決して、中国共産党のいうことをきいてはいけない。

チベットを見ればわかる、内モンゴルを見ればわかる、
東トルキスタン(ウイグル)を見ればわかる。

いまだに「貧困」から抜け出せない、中国人民を見れば、よくわかる。


それにしても、「金」をもって国から脱出する大統領。

ミットもない話だ。






posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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