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2018年12月09日

山頭火 27

山頭火が会いたかった人、

尾崎放哉を小豆島の南郷庵に訪ねることが出来たのは、

放哉が亡くなった後だった。


同じ層雲門下として自由律俳句を詠み誌上で競いあったが、

最後まで会うことはできなかった。


小豆島の南郷庵を訪ねた山頭火は、

一人庵に座り会いたかった人をしのぶしかなかった。


放哉居士の作に和して

鴉啼いてわたしも一人


一羽の鴉が近くで仲間をよんで啼いている。

自分も放哉居士の名を呼んで、二人で句作し酒を酌み交わしたい。

しかし、叶わぬ夢だ。

せめて、放哉居士の句に和して、一句詠もう。
posted by smile at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常
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