日々のつぶやき

こんなニュースがある。

文明から隔絶されたインドの北センチネル島では、

宣教師のジョン・アレン・チャウさん（27）を

弓矢で射殺した先住民と、

遺体を捜索するため同島の沖合にボートを停泊させている警察が、

緊張に満ちたにらみ合いを続けている。


またこんな見出しもある。


「未開の島の住民　米国人宣教師を殺害」。


私は全面的にこの島の住人たちを支持する。

まず、殺害されたのは宣教師で、

この人たちにとっては全く必要もない「キリスト教」を

押し付けようとしたわけで、

彼らにとっては侵略者にしか見えなかったのだろうから、

殺害されてもしょうがない。


インド政府はこの島に対して、

インドの法律などを100%適用することを控えている。

この人たちにとっては「インド??政府??法律??」、何それ。

焼いて食べたらおいしいか??というようなものだろうし、

「キリスト教」など何の役にも立たないものだろう。

このように「布教」という美名のもとに他人に

自分たちの価値観を押し付けようとする、

傲慢な人達には反吐がでる。



これを報道する時の言葉が何とも腹立たしい。

「隔絶された・・・」というが、

それは自分たちからみた勝手な言い分で彼らは

「隔絶されている」などとは思いもしないだろう。

自分たちの意思で「隔絶」しているのではないか。

今回の騒動でそれを物語っている。

私には、立派な社会が成り立っているものと推測できる。

法律などはないが、昔からの掟がある。

それですべて解決するのだ。


「先住民」と表現している。

「後住民」はいるのか。

今住んでいる人がいるわけで「先」は余計だろう。


ヨーロッパ・キリスト教はどれだけの人達の土地を奪い、

生きる権利を奪ったのか。

そして、のうのうと「先住民」と呼び

後から侵略した自分たちが

あたかも元々の利権者のようなことを言っている。

まやかしだろう。



「先住民」はテレビでの見出しでは

「未開の島の住民」だそうだ。

何が未開なのだ。

テレビを放送しているところは未開ではなく

テレビがないところは未開とでも言いたいのだろうか。


この島は彼らによって開拓されているのではないのか。

いや、自分たちが生活するのに

都合がいいようにしてあるだけだろう。

そこに、ワケの分からないヤツが

船の上からギャーギャーとウルサイから、

それは彼らにとって侵略者なのだ。



我々は無意識のうちに、

自身の偏狭な自分勝手な考えを発信している。

心の中で思うだけなら、

何を思ってもそれは憲法でも保障されている。

しかし、言葉にしてしまうと、

その言葉に責任を持たなければならなくなる。


日本では民事罰を受けてしまうこともある。

このテレビ局は「未開の島の住民」という言葉に責任が持てるのか

問いたい。