日々のつぶやき

サッカーの審判ほど大変な審判はない。

グラウンドやサイドラインを選手と同じように走り回りながら、

目は常にボールか関連する選手を追っていないといけない。

時には全くボールとは関係ない場所で

イザコザが起きたりもするので油断ならない。


それに比べてネットを挟んで戦うゲームの場合、

審判はネットライン上で、たいていの場合座っている。

楽なものだ。


サッカーにはオフサイドというルールがある。

これが厄介だ。

ボールの位置と選手が反則を犯す場所が離れている。

オフサイドの判定はサイドラインにいる副審の仕事だが、

みずからも走りながら右目と左目を逆方向に向けることが出来る

特殊な能力がないと難しい。

余りにも難しいため審判の能力によって差がありすぎるので

VARというシステムを採用したが、

今度は厳格過ぎて選手同士の駆け引きなどが楽しめなくなった。

岡崎選手は作シーズン１２得点したが、VAR判定で８得点が取り消された。


FIFAのグローバル・フットボール・ディベロップメント部門の

トップを務めているアーセン・ベンゲル氏が新しいルールを発案したようだ。


現行ルールでは、攻撃側の選手の体の一部が

相手チームの後方から２番目の選手の位置（オフサイドライン）

よりも相手ゴールに近い位置にある場合はオフサイドとなる。

大抵の場合はゴールキーパーがいるので、

１人のフィールドプレーヤーが対象になる。

ベンゲル氏が提唱している新ルールでは、

攻撃側の選手の体の一部がオフサイドライン上にあれば

オフサイドにはならない。

ベンゲルは言う。

鼻がオフサイドラインから出ていたからと言って何なんだ。

踵の一部がライン上に残っていれば良いでないか。


このようにルールを変えると、FIFAの試算では５０%ばかりゴール数が増えるという。

ディフェンスには耐え難いルール改正になる。


どうなることやら？