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2018年08月22日

夏の終わり 蝉の声 草いきれ

子供のころ、「夏の終わり」というより

「夏休みの終わり」と言ったほうがあっていると思うが、

季節の変わりを感じることがあった。

ツクツクボウシ.jpg

蝉の鳴き声がミンミン・ジージーから

ツツクボーシに変わってくると、

「学校かぁ・・・・」と思っていた。


宿題も一応1日か2日で片付けてはいた。

困ったのは、当時は「絵日記」というのを書いていて、

1ヵ月前の天気など覚えていないので、どうしたものか・・・・。

しかし、ある年からは、どうせ先生も覚えてはいないだろう、

と悟って適当に書いていた。

まぁ、たいがい「晴」で済んだけど。


今なら、ネットで調べれば簡単にわかるので

小学生も「ラク」なものだ。

「ラク」過ぎて、

どうしようこうしようと悩むというか

考える必要がなくなってしまっている。


「チエ」がつかなくなってしまうのではないだろうか。

『どうしたものか』と真剣に悩む材料がなくなってしまった。

『先生も覚えてはいないだろう』と

思い付いた時のうれしさ・40日間の天気を捏造し終えた時の

満足感を味わうことが出来なくなっている。

かわいそうだナと思う。


もっとも、母親に何日前の天気はどうだったかと聞いても、

「知らないよ。毎日書いておかないのが悪い」

と軽くいなされて味わう絶望感は味合わなくて済む。


それでも、ここで味わった絶望感は

その後の人生にとって役に立っていると思う。

子供のころのトレーニングのおかげで何事にも

「どうにかなるさ」と思えるようになった。



「夏の終わり」を感じることは他にもあって、

海で遊ぶのに水の中にいるより

海岸にあがっている時の方が寒くなってくる。


それまでは20人30人といた子供が、

10人になり5人になり寂しくなってくる。


お盆を過ぎると

「波が大きくなる」ので気を付けるように

毎年注意されていた。


これらも確実に「夏の終わり」を告げてくれた。



もう一つ、分かりにくいかもしれないが、

草の臭いが変わってくる。

叢の中でプロレスごっこなどをして転げ回って遊ぶのだが、

真夏の濃い草いきれ・陽の臭いから

なんとなく優しい臭いに変わってくる。

これなどは経験しないとわからないのではないだろうか。


また、草の中にいる「虫」も変わってくる。

廻りを飛び交うのは、蝶から蜻蛉になってくる。


さらに季節が進むと、

草が「硬く」なってくるのだろう、「痛い」と感じるようになる。

臭いも枯草のそれになる。

虫の種類はどんどん増えてくる。



夏の終わりは、つまり夏休みの終わり。

それでも子供なりに一つの区切りをつけていたように思う。




posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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