日々のつぶやき

スポーツは自分が楽しむためや

健康維持のためにするのであり、

プロはアマチュアには到底出来ない

高度な技術やパワーを見せることで報酬を得る。

これが現在の世界のスポーツ界の構図である。



お金の流れを考えてみると、

基本はアマチュアからプロへ、

アマチュアからプロの情報を提供してくれるメディアに、

というのが基本だろう。


それ以外のお金の流れが出てきたら、問題が起きてくる。

例えば、IOCや各競技をまとめる組織などにお金が集まる事。

アマチュアなのに必要以上のお金を集める事。

オリンピックが商業化してIOCに多額のお金が集まるようになって、

怪しい人達が群がるようになり、

お金に係わる様々な不祥事が発生し始めた。

FIFAも同じようなものだ。



日本においては、アマチュアの全国的組織がたくさんある。

アマチュアなのでお金に関しては

多額の取扱にはならないはずである。


だからというわけでもないだろうが、

その組織は非常にクローズされた世界になっていて、

所属している者にさえどうなっているのかわからない、

という組織が多いのではないだろうか。



今回、ボクシングの協会の不祥事が明るみになって来た。

今までであればもみ消されてきたであろうことが、

SNSで情報が拡散するので隠し切れなくなってきた。

協会のトップが

試合の勝ち負けに口出しをするなどということなど、

組織として話にならない。

また、よくわからないお金を徴収して、

会の会計に計上していないという、

これほど分かりやすい犯罪もないだろう。



川淵三郎氏がJリーグを立ち上げる時、

それまでの仕組みを打破してフランチャイズ制にこだわり、

プロ野球式の企業丸抱えのチーム作りに断固抵抗したのは、

もう２５年前の話だ。


この間、アマチュアの小さな組織は

何の進歩もしていなかったということだ。


アメフトの組織が悪質タックル事件のおかげで、

今改善されようとしている。

大きな犠牲を払わなければ

自浄作用が働かない古い体制の組織は、

まだ他にもあると思う。


レスリング、相撲・・・アレレ、格闘技の団体ばかりだナ。

柔道や空手は大丈夫かな。

ちなみに、日大の現理事長はアマチュア相撲の元横綱であり、

現在日本相撲連盟の副会長である。

この辺りも、

東京オリンピックまでに全てキレイにしてもらいたいものだ。

JOCは大丈夫ですよね、森会長。



スポーツは自分が楽しむためや

健康維持のために「する」ものと書いたが、

アマチュアは観て楽しんで健康な精神・体をつくる事もしている。


そのための対価としてお金を支払っているのである。

例えば、キリンの商品を買えば、

キリンがスポンサーになっているサッカー協会に

お金を支払っているのと同じことになるのだから。