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2018年06月18日

全米オープンゴルフ

松山秀樹が最終日に4アンダーを出し、

10オーバーで16位に食い込んだ。

初日・2日目にアンダーパーを出していれば、

と思わなくもないが最終日に4アンダーは

次に繋がるいいプレーだったと思う。



全米オープンはプロから

世界で一番サディスティックなゲームだと不評な大会である。


4大大会の中でマスターズ以外は

毎年違うコースで開催される。



全米オープンの運営組織のコースセッティング担当は、

1年以上も前からコース改良を開始する。

目標は4日間でアンダーパーにさせないこと、の1点にある。


ゴルフは用具のスポーツと言われるくらい、

スコアがクラブやボールの性能に影響される。


その進歩に合わせていいスコアを出しにくいコースにするのである。

5百数十ヤードのパーが4などというのは5

0年前では考えられなかったことだろう。



今年の全米オープンの担当者は、

思惑通りの成果に今頃祝杯を挙げ、

ニンマリとしていることだろう。


過去に何人の名手がこの組織にかみついたことか。

しかし、組織は何と言われようと揺るぐことなく

信念を貫いている。



アマチュアからすると

雲の上のようなスコアを平気な顔をしてたたき出すプロが、

2日間で20オーバーとかの

自分達と変わらないスコアを出して苦しんでいるのを見て、

日頃のうっ憤をはらしている。


むろん、難しいコースであることは承知の上だけれど。




ケプカが29年ぶりの連覇を達成したことが大ニュースだけれど、

それ以上の話題を、ミケルソンが提供してくれた。


動いているボールを打つという、

私に言わせれば、ゴルフをする資格がないプレーだ。


もちろん、ルール上は問題ないらしい。


しかし、ゴルフ本質は、ルールが初めて制定されるまでは、

ティオフしたらホールアウトするまでボールにさわってはいけない、

あるがままの状態を受け入れてプレーする。

ほぼこれだけだ。

ゴルフのルールの根本だ。


ましてや動いているボールを打つなど考えられない事だろう。


あるがままとは、コースそのものに対してでり、

例えばウサギの巣穴にボールが潜り込んでしまっても、

動物のフンの上にボールが鎮座していても、

ディポット跡にボールが沈んでいてもである。

どんなに寒くても、

どんなに風が強くても、

どんなに自分の体調が悪くても、

どんなに夫婦喧嘩をしたため精神的に落ち込んでいても、

それらはすべて、

あるがまま受入れてプレーしなければいけないのである。


もう一つの約束。時間を守る事。

スタートホールで役員にコールされたとき、

その場にいて返事をしなければ失格になる。

言い訳は一切認められない。



本来ゴルフには審判はいない。

プレーヤー自身が審判なのである。

ゴルフはジェントルマンのスポーツなのである。




posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ
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