日々のつぶやき

日本人はメキシコという国にどのようなイメージを持つているのだろうか。

詳しいことは知らないが、

何となくサボテンとテンガロンハットの国、

何だか底が抜けたような明るさ。



私などは、東京オリンピックの次に

オリンピックを開催したメキシコシティーの国という思いが大きい。


日本のサッカー史上最高の成績、オリンピックで銅メダルを獲得した大会である。

マラソンの君原選手の力走も忘れられない。



そんなメキシコで

今「日本人なら大歓迎だ」という話が盛り上がっている。

メキシコシティーの北、メキシコ湾沿いのグアナファト州には、

日本の自動車メーカーの進出が相次いでいる。

何しろ人件費が安い、

米国に近いという好条件なもので。


ご承知のように自動車メーカーは

多くの部品メーカーも引き連れてくる。

ここ数年で１０００社を超える日本企業がレオン市を中心に進出し、

当然、多くの日本人もやって来た。


そうすると、市・州にある変化が起こって来た。

日本人が増えるにつれて州内の犯罪の件数が減少してきたのだ。


彼らの分析はこうだ(一部ですが)。

外見が日本人とよく似た他の２つの国の

揉め事を起こすために来るような人達と違って、

日本人は

　　　「他人の考えや行動を尊重してくれる」

　⇒　「我々(メキシコ人)も安心して付き合える」
　
⇒　「治安が良くなる」

　⇒　「日本人に来てもらおう」

　⇒　「警察も日本人保護のため、真面目に仕事をするようになる」

　⇒　「治安が良くなる」

とう図式のようだ。


しかし、冷静に考えれば、
　
　　　　「雇用が増えた」

　　⇒　「収入が増えた」

　　⇒　「働く時間が増えたので悪いことをするヒマがなくなった」

　　⇒　「悪いことをしなくても生活できるようになった」

ということなのだろうとは思うが、ここはメキシカンの考えを尊重しよう。



また、移民は反対だけど、

日本人なら歓迎だ、ということにもなってくる。


さらに、こうも言っている。

「治安の良し悪しは人で決まる、ということの証明」


「郷に入れば郷に従え、とはどういうことか、

またその精神を教えてくれる」

「一番は、我々にも足りないところだか、礼儀正しい」。



これらのコメントからは

日本・日本人へのさまざまな想いを垣間見ることができる。



TPPが発効すれば、メキシコとの貿易ももっと活発になるだろう。

そこで一つ提案。

メキシコ産の

「ストレス・フリー」

「メキシカンの陽気さ」

も大量に輸入してもらいたい。



最後に、うれしい事実を。

メキシコには道路わきなどの看板に

日本語で表示されたものがたくさんある。


さらにレオン市の道路標識には

一番上に公用語のスペイン語、

下の英語との間に

日本語で表示されている。


「レオンへようこそ」