日々のつぶやき

２０年ばかり昔の話。

管理人が今よりかなり若かったころ、

よく、福島県は白河までゴルフをしに行っていました。

イエネ、ゴルフとは言っても、

象の耳かきを振りまわして

小さなぶつぶつ(ディンプルと言うらしい)だらけのボールを引っ叩き、

言うことを聞かずに勝手にヘンな所に飛んで行くボールに

八つ当たりしながら、ゴルフコースの端っこを走り回って、

それでも何とか遥か彼方の小さな穴ポコにボールを入れて、

指折り数えて、やれダブルボギーだ、トリプルだ、ダブルパーだなどと

訳の分からないことを言っていただけなんです。

ハイ。



実は、プレーが終わってからの１時間くらいは、

我々ヘッポコゴルファーにとってはとても重要なんです。


お風呂に入って、

最近忙しかったし、

寝不足だしと定番の言い訳をしあって、

慰め合う。


大変な時を過ごした後の精神のケアにとって、

とても貴重なひと時なのです。


続いて、プレー代金の清算ともう一つの清算をして、

おもむろにゴルフ場を出発。

エッ ! 「もう一つの清算」とは何ぞやとお聞きあるか ?

それは言うまでもない「ゴニョゴニョ」でござる。



さて、ここからがゴルフの次に大変。


高速とは名ばかりの低速運転の

渋滞東北自動車道(そんな渋滞する日に出掛けるのが悪いのですm(__)m) の帰り道。

一人でも良いスコアの者がいれば、

そのトッテモイヤナヤツ、

友達になりたくないヤツの自慢話で

車の中も何となく賑やかなのですが、

たいていの場合、袖振り切って置いてきた家族への

贖罪の気持ちと自身のプレーの不甲斐なさがドンヨリと蔓延し、

さっきまでのプレーを早く忘れてしまいたいし、

それやこれやの自己反省会となって、

車中はシーン・・・

その内コックリコックリ・・・。

周りがそうなれば運転手だって・・・



そんな時、よく話題になったのが、

車の自動運転。

そのあたりに詳しいのがいて、

コンピュータの技術的には問題はないが、

GPSやセンサー等のインプット装置の精度がもう少し高くなれば、

少なくとも高速道路は大丈夫だよ。


そうなれば、いくら渋滞してもいいネ。

高速降りて雀荘へ行かなくても、麻雀しながら帰れるもんネ・・・。



当時の私ら、ヘッポコゴルファーの夢でした。



今まさに、当時のヘッポコゴルファーの夢の車、

自動運転が現実のものとなってきましたが、

どうも最近の若者は、車に対してあまり興味を示さないのだそうですね。


車があることが、「当たり前」になり過ぎてしまったのかな・・・。

身の周りにモノがあり過ぎるため、物欲が乏しくなっているのでしょうね。