2019年10月17日
21.ブロードウェイに歓喜
爆睡から目が覚めた。
ニューヨークでは、やりたいこと、見たいもの、食べたいもの全てやろうと思っている。
まずは、ブロードウェイのCHICAGOを見に行こう。
ヒルトンホテルの中にJTBデスクがあるのは、事前に調査済みだ。
ヒルトンホテルは、大きくなかなか見つからない、たどたどしい英語でコンシェルジュに聞きやっと発見。
年配の女性が一人で対応していた。
CHICAGOを観たいとの事を話すと、オプションでも手配はできるが、もしかしたら現地で当日チケットが買えるかも?
よし。
そうであれば、現地にチケットを買いに行こう。
即断即決だった。
地図を片手にブルックリンを歩く。
タイムズスクエアには、ミュージカルのポスターやネオンが溢れている。
劇場を見つけ中に入ると小さなチケット売り場がある。
中に入り、カウンターでトウディチケットプリーズと言うと、笑顔で英語で返された。
何かなと思いながら、安いチケットと答えると。
笑顔でいい席だよと言いながら85ドルでチケットが買えた。
やればできる。
初めてのおつかい状態。
日々チャレンジだ。
ミュージカルの時間までブロードウェイのネオンを見て回った。
圧倒されるほど凄い。
いよいよ時間になったので劇場に行くと列ができていた。
みんな明るくおしゃれをしている。
私も列の最後尾に並んだ。
劇場の入口で割腹の良い黒人の切符切りのおじさんが、一人一人に一言声をかけて笑わらせていた。
私には紙チケットにバーコードを読むようにして、ピーと音を出していた。
多分、日本人なので英語があまりわからないからの一発ギャクなんだろう。
なんだか楽しい。
私の席は、3階でも中央寄りの端だった。
横は通路でステージも近くとても見やすい。
チケット売り場のお兄さんに感謝。
まちに待った、シカゴだ。
その前に飲み物を売り子のお姉さんから買おうと思い声をかけた。
シカゴの女優か載っているボトルを購入。
てっきり中は水だと思っていた。
確か値段は10ドルぐらいだったと思う。
お釣りをもらう時にサービスといいながら笑顔で対応してくれた。
可愛い。
しかし何がサービスなのかわからないが。
まあいいか。
少し高いなと思いながら一口飲むと、赤ワインだった。
だったら安い。
ミュージカルを観ながらワインとは、テンションが上がる。
聞き慣れた音楽で最高のショーが始まった。
ストーリーは、映画で見たのでわかってはいるが、ブロードウェイのショーは一味違う。
周りの白人も盛り上がっている。
過去に石原さとみの演劇を観たことがあるが、それと比べても桁違いに素晴らしい。
ブロードウェイのショーの凄さをまざまざと見せ付けられた。
斜め前の席に黒人の若いカップルがいた。
2人ともあまり会話もせずにおとなしかった。
ふとミュージカルかるを観賞にきているのは、圧倒的に白人のカップルかファミリーだ。
それもお洒落をして楽しんでいる。
黒人、スパニッシュ、アジア人は、ほとんどいない。
ミュージカルは、白人の社交場なのだ。
でも、いいものはいい、私は最高に楽しんでいる。
ストーリーは、映画を見ていたのでわかっていたが、微妙な会話がわからず、観客の笑いに悔しい思いはしたが、それらを払拭する程、素晴らしかった。
あっという間に、途中休憩も含めて3時間のショーが終わった。
感動した。
死ぬ前にもう一度、家族と行こうと強く思った。
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