2014年07月05日
七夕伝説!織姫星(ベガ)彦星(アルタイル)の見つけ方
七夕が近くなったために七夕について書いてみよう。
夜空に輝く天の川のそばに、天の神が住んでいた。天の神には一人の娘がいて、名前を、織姫と言った。織姫は機を織り、神達の着物をつくる仕事をしていた。さて、織姫が年頃になったので、天の神は娘に婿を迎えてやろうと思った。そして色々探して見つけたのが、天の川の岸で天のウシを飼っている、彦星という若者である。
この彦星は、とてもよく働く立派な若者であり、そして織姫も、とてもやさしくて美しい娘であった。二人は相手を一目見ただけで、好きになった。二人はすぐに結婚して、楽しい生活を送るようになった。しかし、仲が良すぎるのも困りもので、二人は仕事を忘れて遊んでばかりいるようになった。
「織姫さまが機織りをしないので、みんなの着物が古くてボロボロです。はやく新しい着物をつくるように言ってください」
「彦星がウシの世話をしないので、ウシたちが病気になってしまいました」
天の神さまに、みんなが文句を言いに来るようになった。天の神は、すっかり怒ってしまった。
「二人は天の川の、東と西に別れて暮らすがよい!」
と、織姫と彦星を別れ別れにした。
「・・・ああ、彦星に会いたい。・・・彦星に会いたい」
毎日泣き続ける織姫を見て、天の神が言った。
「娘や、そんなに彦星に会いたいのか?」
「はい。会いたいです」
「それなら、一年に一度だけ、七月七日の夜だけは、彦星と会ってもよいぞ」
それから織姫は、一年に一度会える日だけを楽しみにして、毎日一生懸命に機を織る。天の川の向こうの彦星も、その日を楽しみに天のウシを飼う仕事に精を出した。そして待ちに待った七月七日の夜、織姫は天の川を渡って、彦星のところへ会いに行く。しかし、雨が降ると天の川の水かさが増えるため、織姫は川を渡る事が出来ない。しかし、そんな時はどこからともなくカササギと言う鳥が飛んで来て、天の川に橋をかけてくれるのだ。 「七夕物語 中国の昔話」引用
7月7日前後の午後9時過ぎに東の空を見上げれば、2、3個の星を見つけることが出来る。とくに明るい2つの星がおり姫星と彦星であり、北寄りにあって先に昇ってくる明るい方の星が織姫星です。まず最初に織姫星を見つけた方が良い。見つかったら彦星は天の川の東側にある。注意しなければいけないのは街灯により天の川が見えない場合がある事だ。
また 夏の夜空に見える「夏の大三角」という3つの一等星を目印に探すという方法もある。「夏の大三角」は「こと座のベガ星」「わし座のアルタイル星」「はくちょう座のデネブ星」の 3つの星を線で繋いでできるとても大きな三角形を言い、東の空に大きな三角形を見る事が出来る。
昔の人は織姫星と彦星の距離が結構あるため、たらいに水を張って二つの星を映し、水をかき混ぜて、二つの光を一つにしてあげたらしい。
梅雨の期間中であるため見えない場合がある。七夕の星は七夕の日にしか見えないわけではない。7月7日をすぎてからでもほぼ同じような星空を見ることが出来る。雨が降った場合は他の日にしても問題ない。8月にもなれば梅雨も明けているだろう。
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