2019年11月02日
オケ老人〜3連休は無料で映画三昧?
ず〜〜っと、週末は天気が悪かったですが、やっと良い天気に恵まれましたね。
しかも、3連休!!しかも、しかも、私は今回の3連休は全く仕事無しです。
さらに、連休の時はオケも休みです。だから本当の3連休なんです。
盆より正月より嬉しいですね〜〜〜。
で、ずっと、観たいと思っていた映画を観ることにしました。
その映画というのが・・・「オケ老人」!!
(映画あらずじ:ウィキペディアより)
梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴(杏)は着任早々、
地元の文化会館にアマチュアオーケストラのコンサートを聴きに行く。
学生時代にオーケストラでヴァイオリンを弾いていた彼女は
演奏に感銘を受け、入団を決意する。
後日、千鶴が楽団の拠点に行ってみると、そこのメンバーは老人ばかりであった。
実はこの町にはアマチュアオーケストラが2つ存在しており、
彼女が聞いたコンサートはエリート集団の「梅が岡フィルハーモニー」
のものだったのだが、誤って老人ばかりの素人オーケストラ
「梅が岡交響楽団」の拠点に行ってしまったのだ。
若者の入団を喜ぶ老人たちを前に、
勘違いだと言い出せなくなった千鶴はそのまま楽団に入団することになり、
ついにはなりゆきから、心臓の調子が良くない野々村に代わり、
指揮者をつとめるハメになってしまう。
原作:荒木源『オケ老人!』(小学館文庫刊)
脚本・監督:細川徹
音楽:渡邊崇
製作:小西啓介
キャスト
小山千鶴:杏
野々村和音:黒島結菜
坂下くん:坂口健太郎
野々村秀太郎:笹野高史
及川さん(クラさん):左とん平
花田富雄(トミー):小松政夫
花田昌江(マーサ):藤田弓子
戸山(棟梁):石倉三郎 他
予告編を観る限り、かなりコミカルな印象の映画ですね。
オーケストラを題材にした日本の映画と言えば、
以前に「リトル・マエストラ」を観たことがありますが、
こちらはちょっと期待はずれでした。
今回も同じような感じかな・・・とも思ったのですが、
ま、3連休だから失敗してもいいやくらいの気持ちでした。
「オケ老人」を「ツタヤ」レンタルで検索しましたら、
国道18号沿いの大屋店にありました・・・ここから車で20分くらい・・
ちょっと遠いな・・
動画配信で調べたら、U-NEXTにありました。
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さて、「オケ老人」ですが・・
最初は主人公の数学教師である小山千鶴(杏)が、
地元のアマチュアオーケストラである「梅が岡フィルハーモニー」
の演奏会を聴いているシーンから始まります。曲はベルリオーズの「幻想交響曲」。
学生時代にバイオリンを弾いていた小山千鶴(杏)はその演奏に感激して、
是非、このオーケストラに入りたいと、電話で入団を希望します。
しかし、彼女は「梅が岡フィルハーモニー」と間違えて
「梅が丘交響楽団」に入団してしまいます。
そこから彼女の悲劇が始まります。
彼女が入団したその日に「梅が岡交響楽団」の演奏を初めて聴くことになるのですが、
その曲がエルガーの 行進曲「威風堂々」作品39 より 第1番。
この演奏がマジで酷い!!いくら映画でもここまで酷くなくてもいいだろう・・
と、思うほど酷い!!
この曲は私が所属しているオーケストラでも死ぬほど演奏していますので、
他人事のようには思えないです(これより、もうちょっとだけマシな演奏ですが・・)。
その後、色々な出来事が彼女にふりかかり、最終的にはコンサートを行うまでになるのですが・・
最後には感動のシーンもあります。
もちろん映画ですから、これは有り得ないだろう・・
と、いった部分も多々あるのですが、
アマチュアオーケストラによくある人間関係や、
その他にも色々な問題点が浮き彫りにされています。
実は、私の所属しているアマチュアオーケストラでは、
最近、やり方の問題で色々と揉め事があり、3人の団員がやめて行きました。
以前にもそのようなことがあり、何人もの主要メンバーが抜けて行きました。
この映画では、エリート集団の「梅が岡フィルハーモニー」は
「梅が丘交響楽団」から分裂して出来たオケですが、
アマチュアでは(プロのオケでもありますよね)、
よくこのようなことが起きます。
アマチュアのオーケストラは、
基本的に音楽を純粋に楽しみたいという思いから集まっているのですが、
人数が増えてくると、色々なぶつかり合いが出てきます。
本当に悲しいことなのですが・・この映画を最後まで観て、
なんだか元気が出てきました。
「梅が岡交響楽団」のコンサートに選ばれた曲は
ドヴォルザークの交響曲第九番とエルガーの威風堂々です。
ドヴォルザークの交響曲第九番は
私の所属しているオケの来年の定期演奏会で演奏される曲です。
何だか、それだけでも親近感が沸きます(映画では第二楽章だけですが)。
とくに感動したのは、コンサート本番前の最後の練習の時に、
心臓を患って入院していた団員(野々村)に対して、小山千鶴(杏)が言った言葉です。
「野々村さん・・」
「野々村さんの今のテクニックは正直、まだまだです。」
「でも、同じメロディーを野々村さんが弾いた後では、
他の人の演奏が物足りなく感じるのです。」
「野々村さんのいままで生きていた歴史とか・・
人生そのものが・・こう・・音楽の中で響き合っている!!」
「愛があるんです!!」
「私は・・大人になったらもう、
進歩なんてしないって・・思ってました。」
「いままで、何度も、諦めよう・・と思ったし、何度も落ち込んで、
何度も止めようって・・思いました。」
「けど、そんな時は、皆さんの顔を見て、皆さんに負けちゃいけないって・・
励まされてきました。」
もちろん、音楽というのは楽しいですが、厳しい部分が多いです。
アマチュアの中には、上手い人もいれば、下手な人もいる。
でも、音楽を楽しみたいという気持ちは誰でも一緒ですよね。
ただ、楽しみたいだけで練習をおろそかにしていては、皆に迷惑がかかってしまいます。
人それぞれ、能力の差はありますが、好きな音楽であれば出来る限り練習しなくちゃね。
出来る限り練習すれば、きっと、人の心に響くと思います。
この映画は、是非、音楽好きな多くの方(とくにアマチュア演奏家の方々)
に観て頂きたいと思います。
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オーケストラを題材にした映画の中で、
私が感動した作品の一つに「オーケストラの少女」があります。
なんと、この作品もU-NEXTで観ることができますよ。
若き日のストコフスキー本人が出演しています。主演のディァナ・ダーヴィンは自身で歌っています。
この映画は今でも、ビデオで持っていますが(ベータですが現役再生可)、
ご存じない方がいらっしゃいましたら、是非ともご覧になってください。
白黒ですが超お勧めの音楽映画です。
最後に、ちょっといいな・・と、思ったYoutube動画です。
音楽って、ホント、いいね!!
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タグ:U-NEXT
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