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2019年10月28日

The trumpet shall sound


私の大好きな一曲にヘンデルのオラトリオ「メサイヤ」があります。

この作品はヘンデルの唯一の宗教的オラトリオで、3部から構成され、演奏時間は2時間半にもおよぶ大曲なのですが、ヘンデルはこの大曲を僅か24日で書き上げたそうです。



このメサイヤとは、メシア=救世主イエスキリストのことで、この曲はイエスキリストの生涯を題材にしています。

音楽に興味の無い方でも、第二部で歌われる「ハレルヤコーラス」は、一度は何処かで聴いた事があるのではないでしょうか。

私は小学校3年生の途中からカトリックの小学校に通っていた(母親がクリスチャンでした)ので、宗教的な雰囲気には幼少の頃から馴染みがありました。

小学校の頃は、学校の先生もシスターでしたし、聖堂での礼拝もありましたし、賛美歌もよく歌いました。

この頃は、まだ音楽というものにあまり興味が無かったのですが、教会の聖堂の中で賛美歌を歌たうのは嫌ではありませんでした。

ただ、私は歌を歌うのが基本的に苦手なのです。音楽好きなのに、どこでどうなってしまったのか?とにかく歌を歌うのが全く駄目(カラオケも駄目)!!なので、歌を歌える人って、とても羨ましく思うのです。

音楽に興味を持ち始めた中学の頃から、必然的に聴くのはもっぱらインストのみでした。

その私が、最初に歌っていいな、合唱っていいな・・と思った曲が、大学生になってから聴いたこのヘンデルのメサイヤです。

そして、さらに、この曲で使われるトランペットの良さを知ったのは、現在所属しているアマチュアのオーケストラに入団してからです。

有名なハレルヤコーラスでも、2本のトランペットアンサンブルが大活躍しますよね。



吹く箇所はあまり多くないですが、かなり演奏はキツイ!!です。でも、とってもカッコイイ!!

ヘンデル1.jpg
ヘンデル2.jpg

しかし、ラッパ吹きにとっては、何と言っても第3部のバス・バリトンとかけあいで演奏されるThe trumpet shall soundが魅力でしょう。



譜面ずらは全く難しくは見えませんが、ラッパ吹きにとってはかなりの難曲です。しかし、最近の若い演奏家は、こんな難曲でも難なく吹きこなしてしまう方が多いです。ホント、私の若い頃から比べると、管楽器奏者の演奏技術は目覚しく向上していますね。

ヘンデル3.jpg
ヘンデル4.jpg


The trumpet shall soundでは、面白い動画も発見しました。



Phil Driscollフィル・ドリスコ (1947年11月9日生まれ)は、 トランペッター 、歌手、作曲家、プロデューサー。 彼は、 ロックンロール 、 リズムとブルース 、愛国心が強い音楽を含むさまざまな音楽ジャンルとスタイルで演奏し、 キリスト教音楽と彼の長期的なキリスト教のミニストリーでの仕事で最もよく知られています(Wikipediaより引用)。


何だか、よく分かりませんが・・・好き嫌いは別にして、とにかく凄い!!


最後に、ほのぼのとした(?)演奏を紹介したいと思います。思わず「いいね」に一票入れてしまいました。



この演奏を聴いて笑った人、是非、普通のBb管で吹いてみて・・上にある楽譜はinCだから一音上げて吹いてね。



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中学時代、友人にそそのかされて入部した吹奏楽部。 もともと、吹奏楽なんてものには興味がなかった。 入部したものの、楽器の種類すら分からない。 とりあえずトランペットという楽器は知っていたので、やってみた。 これが私の音楽人生の第一歩。 今では、68歳になる老年ラッパ吹き。 トランペットは人生のパートナー。

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