いよいよ夏本番。日焼け対策には気をつけたい季節だが、実はスマホやパソコンからも紫外線と同等のダメージを肌に受けてしまうという、ややショッキングな警告がアメリカより届いた。
■4日間のPC作業は20分間の日焼けと同じ
ジェニファー・ロペスやジェリー・ホールなどのセレブを顧客に持ち、ドクターズスキンケアブランド「ミュラド(MURAD)」で世界的に知られる皮膚科医ハワード・ミュラド博士は、4日間パソコンの前に座ることは20分間日焼けをしたのと同じダメージを肌に与えると語る。とは言っても、現実的にスマホやパソコンを使わない生活を送ることは現代社会においてほぼ不可能だといえる。人気情報番組「This Morning」に出演した博士はダメージを緩和させる効果があるものとして、ルテイン成分やゴジベリー(クコの実)を紹介している。ルテインはカロテノイドの一種で抗酸化作用を持つ黄色の天然色素だが、この成分が豊富に含まれている食物は、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜で、特にパセリやほうれん草に多く含まれているので、積極的に摂取したいところ。そしてこれらの自然食を上手に取り入れながら、外出前には必ず顔に日焼け止めを塗ることも忘れずに、と視聴者に伝えている。重要なのはルテイン成分が含まれている日焼け止めを選ぶことだそうで、紫外線と共にパソコンなどから発せられる有害な青色の光、いわゆるブルーライトを吸収して肌や目を守る働きを持っているという。番組内で博士は実際に白いカードにブルーライトを照射してみせ、ライトの前にルテイン成分の入った小瓶をかざした。するとその部分はライトがブロックされて光はカードまで到達せず、つまりはルテインが肌を守るのに効果的なことが証明されたのである。スクリーンから発生されるブルーライトは、深い皮膚層にあるコラーゲン、ヒアルロン酸とエラスチンまで透過するだけでなくメラトニン分泌を抑制する。パソコンやスマホの画面を暗めにしたり、フィルターを装着してブルーライトを調整することは可能だが、だからといって残念ながらダメージの軽減を保証しているわけではないという。
■“天然の日焼け止め”を意識して摂取する
先述の野菜もそうだが、博士が推奨するのはザクロやスイカ、ピンクグレープフルーツ、パパイヤなどの果物、つまり“天然の日焼け止め”を意識して食べることだ。これらは紫外線を抑える数値SPFを20%も上昇させるといい、「これらは天然の酸化防止剤と抗炎症薬なんです。光からの損傷を最小限に食い止めてくれます」と語る。なお博士が勧めている、ルテイン成分を含む日焼け止めの使用方法だが、紫外線(UVA、UVB)から完璧に肌を保護しようとする場合には、顔だけで少なくとも大さじ1杯の量をたっぷりと塗ることが必要で、しかも2〜3時間おきに塗り直さねばならないという。番組司会者も思わず絶句するくらいの日焼け止めの量であり、完全にこの方法を持続するのはかなり大変そうだ。現時点ではあくまでもひとつの見解に過ぎないが、ひょっとすると将来的にはスキンケアの新常識になっているかもしれない……?
http://tocana.jp/2017/07/post_13930_entry.html
<コメント>
肌をも盛るために、ゴジベリー(クコの実)、にんじん、かぼちゃ、特にパセリやほうれん草、ザクロやスイカ、ピンクグレープフルーツ、パパイヤなどの野菜や果物を“天然の日焼け止め”として意識して食べることだそうです。
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