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2021年08月24日
ツモ牌で決める押し引き:前編
たとえば、こんな手牌からどんなことを考えるでしょうか?
手牌1
ここに引くとテンパイする牌は から 、 から 、 です。
他家の手牌や捨牌を除いてテンパイする枚数はマンズは8種28枚、ピンズは7種24枚、ソーズは1種2枚の計54枚あることになります。
麻雀牌136枚のうち54枚がテンパイする牌で単純計算で40%以上でテンパイすることになります。(実際は他家の手牌と捨牌がある分、少し低くなります)
複数のテンパイがあるわけですが、待ちの枚数が少なくなったり、待ちが愚形になったり、手役が変わったりするのに合わせてその押し引きも変えてみるのをおすすめします。
1: 引き
テンパイ形は
テンパイ1
で、タンヤオと234の三色同順のテンパイです。
待ちがカンで、3・7牌はタンピンでもチャンタでも使える、要の牌になりやすい牌でもあり、他家に使われやすい牌で、あまり捨てられる機会の多くない牌でもあります。
つまり他家の追っかけリーチが入ると負ける可能性もある程度高くなるということです。
たとえばオーラスで満貫ツモ条件や跳満ツモ条件だとすれば「負けるかもしれない」くらいの気持ちでリーチするのは別にかまわないでしょう。
2: 引き
テンパイ形は
テンパイ2
高目がで待ちが 待ちのタンピンのテンパイです。
これならツモれる公算もある程度高く、他家からリーチや鳴きが入っても負けは考えづらく、リーチでいいでしょう。
3:引き
これはのどちらを引いてもシャボ(シャンポン)待ちになるため、どちらも同じとして扱います。
テンパイ形は
テンパイ3
このテンパイでリーチはタンヤオのみでしかも待ちの枚数が2枚+2枚=最大4枚しかなく、他家に持たれていたり捨てられていればアガリ目はありません。
真ん中(5)寄りの牌が切られるのに期待するのは禁物です。
一応、役ありなのでダマ(ヤミ)テンでや、 や引きを待ってリャンメン待ち以上にしてからリーチで攻めたい所です。
4:引き
もも、待ちは多少変わりますが、テンパイ形ではさほど変わりがないため、同じとして扱います。
テンパイ形は
テンパイ4
テンパイ5
この2つですが、テンパイ4は、テンパイ5は待ちで、5の方が少し外寄りでの分だけ多少のアガリやすさの違いはありますが、テンパイ形は似ているため、同じとして扱います。
どちらもリャンメン待ちで特別アガりやすい待ちでもなければ、悪い待ちとも言えず、ぼちぼちといった所でしょうか。
リーチでメンタンピン、裏ドラや一発、ツモ等で満貫にしたいくらいの手です。
5:引き
テンパイ形は
テンパイ6
これはピンフにはなりますが、でアガるとタンヤオが崩れてしまいます。
タンピン確定にならない牌でテンパイしたことにひっかかりを感じつつ、他家の動向に注視しつつ進めていきましょう。
三色にもならない=好調ではないわけで、こういう時に不意の放銃をしないように気をつけましょう。
6:引き
テンパイ形は
テンパイ7
これはピンフもタンヤオもなくなった役なしカン待ちです。
もし先制このテンパイでリーチする人がいれば、いくらでも手替わりのある形で最安でリーチする人だと呼ばれるでしょう。
ここから役ありに変化する牌はたくさんあるため、いったんはダマテンで他家からリーチが入れば受け気味(守備寄り)でリャンメン待ち以上の好形テンパイになればリーチを考える程度でいいでしょう。
マンズ引きのパターンを6つに分けて紹介しました。
少し長くなったので2回に分けることにしました。
今回のまとめ
・高くなりそうな手でも待ちの悪さを意識して押し引きを考える(3・7待ちは少し悪い待ち)
・シャンポン(シャボ)待ちは枚数が少ないため、最初から他家に持たれて純カラのケースも多い(最大2+2枚は少ない)
・安目でタンヤオが崩れる時にひっかかりを感じる(たとえ三面張でも安目の1や9でアガるのは良くない)
・先制愚形待ちでリーチするのは高くなるのと待ちが広くなるチャンスをみすみす0にしている
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