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2021年08月13日
ロンとツモ
今回はロンとツモについて書いていきます。
これを見ている人に聞きたいのですが、ロンとツモの違いは何でしょうか?
メンゼン(門前)ツモなら一飜プラスされるとか、ツモアガリなら他家三者から点数を奪えるといったくらいでしょうか。
符計算の際の符が変わるというのもありますね。
出アガリ(ロン)狙いの時、どんな手牌になるのか、想像してみましょう。
たとえば
ここから打5mリーチするとカン2mのスジひっかけになって端(1と9)に近い分、他家の手から出る可能性もある程度期待してしまうのではないでしょうか?
もし頭の白がドラなら、カン2mで喜んでリーチする人もたくさんいるように感じます。(リーチ・ツモで満貫)
これが東風戦なら5200点でもリードと言えますが、半荘戦なら満貫にも足りない点数など、リードとは言えません。
跳満親カブリするとー6000点でこれ以上の点数が引かれ、他家の満貫出アガリ(ロン)でも簡単に逆転されてしまいます。
以前、Mリーグの試合で茅森さんが内川さんからロンしたリーチがこれです。
ロン ドラ 裏ドラ
これはオタ風の北タンキ待ちがリーチ勝負で競り勝っただけのもので、たまたま裏ドラが2枚乗っただけのリーチです。
役牌でもないオタ風ならリーチでも切ってくれる人がいるかもしれない、のリーチに見えます。
あとはおまけで自分がメンバーデビューして間もない時、メンバー2入りの卓(4人のうち2人が従業員)で同僚メンバーのK君にかまされたリーチです。
捨牌が
K君捨牌
リーチ
このリーチに一発で8pを切ったところK君からロン!の声。
手牌は
リーチロン
リーチ・タンヤオ・一発・赤の満貫放銃になってしまいました。
これは東風戦の店だったので、自分がラスになる放銃でした。
出来メンツの678pから手出しで67pが切られていて、これも出アガリ(ロン)を主な目的としたリーチです。
上3つの手牌から言えるのは、あくまでも他家から当たり牌が出るのを目的とした、ロンのためのリーチだということです。
一つ目の手牌で少しでも広い待ちでツモを目指そうと思えば135mに6mをくっつけてリャンメン待ちにする、二つ目の手牌なら345pや345sのメンツを伸ばして2345p、3456pに1−4pや3−6p、2−5pや4−7pを引いたりして二メンツにしてピンフもつけて高くして待ちを広くするのを考えるはずです。
三つ目の手牌にしても678pから67pは切らず、678pの1メンツで使用する方が自然です。
つまりツモアガリを目指そうと思えば、そもそもこんな待ちにはしない、という話です。
自分が言いたいのはツモアガリを目指すこととロンアガリを目指すことは正反対の関係にあるということ。
ロンアガリ狙いは誰か一人が出せばいい、というもので、ツモアガリ狙いは他家が出さなくてもいいから自分で引きアガってしまおう、というものでロンアガリとツモアガリは共存しづらい関係にあります。
よってロンアガリが増えるとツモアガリが減り、ツモアガリが増えるとロンアガリが減ってきます。
以前、ツモアガリが自分の調子を計るバロメーターだと言いましたが、ロンアガリばかりを目指していると、ツモアガリが減っていくわけで、親連荘を目指したいのであれば、ツモアガリ狙いで進める方がお得になります。
Mリーグなどの放送対局でも、親が何度も連続でツモアガリを決めて大トップになるのを見たことはありませんか?
打ち手自身の調子が上がってくると、10万点持ちのトップも不可能ではなくなります。
親でアガリを重ねるごとに、どんどん自分の調子が上がっていくのが体感できるはずです。
今回のまとめ
・ロンアガリ⇔ツモアガリの関係
・ロンアガリが増えるとツモアガリが減り、ツモアガリが増えるとロンアガリが減る
・親連荘を目指すなら、ツモアガリ狙いがお得
・ツモアガリが自分の調子を計るバロメーター
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