元メンバーの麻雀講座と独り言（Riichi Mahjong Course）

今回は通常通りＭリーグの一局だけを掘り下げていきます。（Ｍトーナメントは今後良い動画が上がったら取り上げます）

今日の主役は勝又　健志プロです。

まずは動画からご覧ください。

https://youtu.be/tbQupNt1SP8?si=x_G3Q_2QINKMgWk9









２０２３年１１月１７日　　第１試合

東１局　　ドラ

東家　　内川　幸太郎　２５０００　サクラナイツ

南家　　白鳥　翔　　　２５０００　アベマズ

西家　　東城　りお　　 ２５０００　元・セガサミーフェニックス

北家　　勝又　健志　　２５０００　風林火山

（敬称略）

開局したばかりの東一局。





最初に親・内川さんの手は

ドラ内川手牌

赤１のメンツ手３シャンテン。

１２３三色の材料７枚あるので１２３三色狙いが良さそう。

１２３三色狙いなら残り１メンツを作るだけなのでにくっつけて４メンツ目を作りたい。

ツモ打







次に南家・白鳥さんは

ドラ白鳥手牌

赤もドラもないメンツ手３シャンテン。

役なしやピンフくらいしかならなそうな安手になりそう。

ツモ打











続いて西家・東城さんの手は

ドラ東城手牌

ダブドラがあるメンツ手５シャンテン。

雀頭なし、ターツも足りない遅そうな手でを使ってリーチ・ツモなら満貫あるのでそれを目指したい。

ツモ打






最後に北家・勝又さんの手は

ドラ勝又手牌

赤もドラもないメンツ手３シャンテン。

ポンなら他も鳴きやすくなりますが、赤やドラを引かないとほぼ１０００点なのでかわし手以外の価値が低いとも言えます。

ツモ打








次巡、内川さんは

ドラ内川手牌

赤２の３シャンテン。








次巡、内川さんはツモツモ切り、勝又さんはポンせずスルー。



同巡、勝又さんはツモツモ切り。

から先切りした形。

受け入れ２枚を多少損してでもアガリやすさを優先したわけです。










次巡、白鳥さんは

ドラ白鳥手牌

役なし２シャンテン。










同巡、東城さんは

ドラ東城手牌

ポンできる４シャンテン。








次巡、内川さんは

ドラ内川手牌

アンコになった２シャンテン。








同巡、白鳥さんはツモ打。

このを東城さんがポンして打。

ポンドラ東城手牌

の３シャンテン。





その後、勝又さんは

ドラ勝又手牌

役なし２シャンテン。







内川さんは

ドラ内川手牌

時間を使って１２３三色の可能性を残した２シャンテン。










白鳥さんは

ドラ白鳥手牌

ピンフ含みの２シャンテン。












次巡、内川さんは

打ドラ内川手牌

カンは場に２枚切れですが、内川さんはマンズ二度受けを嫌う、打。









同巡、白鳥さんは

ドラ白鳥手牌

ピンフ含みの受け入れ１シャンテン。








次巡、内川さんは

ドラ内川手牌

受け入れの１シャンテン。

内川さんから３枚見え、２枚見えでピンズ受け入れにはあまり期待できません。










同巡、白鳥さんは

ドラ白鳥手牌

受け入れの１シャンテン。









また同巡、東城さんは

ポンドラ東城手牌

３９００〜の２シャンテン。







更に同巡、勝又さんは

ドラ勝又手牌

を落とせばタンヤオになる２シャンテン。










次巡、白鳥さんは

ドラ白鳥手牌

もしドラが重なったら雀頭をドラと入れ替えるつもりのようです。








次巡、東城さんは

ポンドラ東城手牌

受け入れの１シャンテン。






同巡、勝又さんは

ドラ勝又手牌

ドラ引きで受け入れの１シャンテン。








次巡、内川さんは

ドラ内川手牌

テンパイ即リーチ、カン待ち。

待ちは山に１枚。



内川捨牌





白鳥さんはツモ打。

東城さんはツモ打。

ポンドラ東城手牌

カン待ちテンパイ。

待ちは山に３枚。






勝又さんはツモ打。

ドラ勝又手牌

受け入れの１シャンテン。













次巡、白鳥さんはツモ打。

ドラ白鳥手牌

が切りづらそうな一気通貫含み、受け入れの１シャンテン。







東城さんはツモ空切り。

※空切り・・・ツモったのと同じ牌を手出し





勝又さんはツモ打。

ドラ勝又手牌

受け入れの１シャンテンでタンヤオと４５６三色含み。







次巡、内川さんはツモツモ切り。

このを白鳥さんがチーして打。

チードラ白鳥手牌

一気通貫・ドラ、２０００点待ちテンパイ。

待ちは山に２枚ずつ計４枚。








同巡、東城さんはツモ打。

ポンドラ東城手牌

シャンポン待ちテンパイ。

待ちは山に１枚、は０の計１枚。









また同巡、ツモ打。

ドラ勝又手牌

テンパイ即リーチ、待ち。


待ちは２枚ずつ、は１枚の計５枚。









次巡、内川さんはツモツモ切り、ロン！

リーチ一発ロンドラ裏ドラ勝又手牌

リーチ・一発・タンヤオ・ピンフ・三色同順・ドラの跳満、１２０００点。（リーチ棒＋１０００）



このアガリでリードした勝又さんがトップ。

勝又　　＋６２．６

東城　　＋１７．６

内川　　−２０．６

白鳥　　−５４．６



一発で当たり牌を掴み、それが三色になる高目という内川さんには最悪、勝又さんには最良な結果の一局でした。




今回のまとめ

・東一局は大きく

最初はひたすら高い手を目指す。

・役牌トイツをポンしない時はメンゼン高打点

勝又さんは

ドラ勝又手牌

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

ドラ勝又手牌

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

ドラ勝又手牌

内川さんから高目でアガり１２０００。

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